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ギターの弦の捨て方|素材別の正しい分別方法と注意点を解説

ギターの弦 捨て方 お悩み解決
イメージ:ギター愛好家のためのお役立ちサイト作成
この記事は約10分で読めます。

ギターを演奏する方にとって、弦交換は欠かせないメンテナンスの一つです。しかし、交換後の古い弦の捨て方で悩んだ経験はありませんか。一体燃えるゴミなのか不燃ごみなのか、素材によって分別方法が異なるため、判断が難しいと感じる方もいるでしょう。

特に、ニッケルなどで作られた金属製の弦の扱いや、空き缶やペットボトルの中に入れて処分しても良いのかなど、細かい疑問は尽きないものです。ただ廃棄するだけでなく、リサイクルの可能性について関心を持つ方もいるかもしれません。

この記事では、そんなギターの弦の捨て方に関するあらゆる疑問に答えます。素材別の正しい分別方法から、安全なまとめ方、やってはいけない処分方法、さらには売却やリサイクルといった選択肢まで、分かりやすく解説していきます。

タイトル
  • ギターの弦の素材ごとの正しいゴミ分別方法
  • 交換した弦を安全に、かつ適切に処分するための手順
  • 未使用の弦や関連機材を処分せず有効活用する方法
  • 捨てる以外の選択肢であるリサイクル活動の詳細

自治体によって分別ルールが異なる場合があるので、事前にお住まいの自治体にご確認下さい。

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基本的なギターの弦の捨て方と素材別のルール

ここでは、ギターの弦を捨てる際の基本的な考え方と、弦の素材によって異なる分別方法について詳しく解説します。

  • スチール弦は不燃ごみとして出すのが基本
  • ナイロン弦を燃えるゴミで処分するのは間違い
  • アコギの弦は素材の確認が必須
  • ニッケルなどの金属弦の詳しい分別方法
  • 弦を安全にまとめる捨て方のコツ
  • ギター本体やその他のパーツの処分方法

スチール弦は不燃ごみとして出すのが基本

エレキギターやアコースティックギターで主に使用されるスチール弦は、その名の通り金属で作られています。したがって、これらの弦は多くの自治体で「不燃ごみ」または「金属ごみ」として分別するのが基本的なルールです。

スチール弦の芯線は鋼でできており、その周りに巻かれるワウンド弦の材質にはブロンズ(銅とスズの合金)やフォスファーブロンズ(ブロンズにリンを加えたもの)などが使われています。これらはすべて金属に分類されるため、まとめて不燃ごみとして処分して問題ありません。

ただし、自治体によっては「小さな金属類」といった独自の分類名称を設けている場合もあります。処分する前にお住まいの自治体のホームページやゴミ分別のパンフレットで、正しい分別区分を確認することが大切です。正しく分別することで、適切な処理やリサイクルにつながります。

ナイロン弦を燃えるゴミで処分するのは間違い

クラシックギターに多く用いられるナイロン弦は、化学合成繊維であるナイロンから作られています。見た目が半透明で、スチール弦に比べて柔らかいのが特徴です。このナイロン弦を、誤って燃えるゴミとして処分してしまうケースが見受けられますが、これは適切な方法ではありません。

ナイロンはプラスチックの一種であるため、一般的には「プラスチックごみ(資源ごみ)」として分別されます。プラスチックごみとして回収されたナイロン弦は、リサイクルされて新たな製品に生まれ変わる可能性があります。

これを燃えるゴミとして出してしまうと、貴重な資源を無駄にするだけでなく、焼却炉に負担をかけることにもなりかねません。クラシックギターの弦を捨てる際は、プラスチックごみとして正しく分別するように心がけましょう。

アコギの弦は素材の確認が必須

アコースティックギター、いわゆるアコギの弦を捨てる際には、特に注意が必要です。なぜなら、アコギには主に2種類の弦が使われる可能性があり、それぞれ素材が全く異なるからです。

一つは、シャープで煌びやかな音色が特徴の「スチール弦」。もう一つは、柔らかく温かみのある音色を持つ「ナイロン弦」です。一般的にフォークギターと呼ばれるタイプのアコギにはスチール弦が、クラシックギターに近いガットギターと呼ばれるタイプにはナイロン弦が張られていることが多いです。

前述の通り、スチール弦は金属製のため「不燃ごみ」ナイロン弦はプラスチック製のため「プラスチックごみ」と、分別方法が異なります。そのため、アコギの弦を捨てる前には、必ずどちらの素材の弦が使われているかを確認する作業が鍵となります。

パッケージに「80/20 Bronze」や「Phosphor Bronze」と書かれていればスチール弦、「Nylon」と書かれていればナイロン弦です。パッケージがない場合は、弦の見た目(金属光沢があるか、半透明か)で判断しましょう。

ニッケルなどの金属弦の詳しい分別方法

エレキギターの弦には、芯線の周りにニッケルやステンレスを巻いたものが多く使われています。これらの弦もスチール弦の一種であり、基本的な捨て方は他の金属弦と変わりません。

主な金属弦の材質

  • ニッケルプレーテッド・スチール: 最も一般的なエレキギター弦で、スチールコアにニッケルメッキを施したもの。
  • ピュアニッケル: 1950年代から60年代によく使われていた弦で、よりウォームなヴィンテージサウンドが特徴。
  • ステンレススチール: 錆びにくく、ブライトで硬質なサウンドが特徴。

これらのニッケルやステンレスを含む弦は、すべて金属製品です。そのため、アコギのスチール弦と同様に「不燃ごみ」や「金属ごみ」として分別するのが正解です。材質ごとに細かく分ける必要はなく、交換した他の金属弦と一緒にまとめて捨てることができます。素材の多様性に戸惑うかもしれませんが、金属製であるという大きな括りで考えれば、処分の判断は難しくありません。

弦を安全にまとめる捨て方のコツ

交換したギターの弦をそのままゴミ袋に入れるのは、非常に危険です。細く硬い金属の弦は、ゴミ袋を突き破って飛び出してしまう可能性があります。そうなると、ご自身の指を傷つけるだけでなく、ご家族やゴミ収集の作業員の方が怪我をする原因にもなりかねません。

このような事故を防ぐため、捨てるときは必ず弦を安全な状態にまとめることが大切です。最も簡単で確実な方法は、新品の弦が入っていたときのように、弦を小さな輪の形に丸めて束ねることです。

丸めた弦がばらけないように、交換した弦のうちの一本を使ってきつく縛ったり、セロハンテープやマスキングテープで数カ所を固定したりすると、より安全性が高まります。このひと手間をかけるだけで、廃棄に関わるすべての人が安全に弦を取り扱うことができるようになります。

ギター本体やその他のパーツの処分方法

ギターの弦だけでなく、ギター本体や関連パーツの処分方法についても知っておくと便利です。

ギター本体

ギター本体は、ほとんどの自治体で「粗大ごみ」として扱われます。処分する際は、自治体に連絡して申し込み、指定された手数料を支払って回収してもらうのが一般的です。

もし、費用をかけずに処分したい場合は、ノコギリなどでギターのボディやネックを自治体の規定サイズ(多くは一辺30cm以下)に解体すれば、「燃えるごみ」として出せる場合もあります。ただし、この方法は手間と危険が伴うため、慎重に行う必要があります。

パーツ・メンテナンス用品

ギターを構成する細かいパーツやメンテナンス用品は、それぞれ素材に合わせた分別が必要です。

パーツ・用品 素材 分別区分(例) 注意点
ペグ、ブリッジピン、フレット 金属 不燃ごみ・金属ごみ 小さいため、袋に入れるなどして散らばらないようにする
弦交換用オイル 燃えるごみ 布や新聞紙に完全に吸わせてから捨てる
オイルの容器 プラスチック プラスチックごみ 中身をきれいに洗浄してから出す。汚れが落ちない場合は燃えるごみ

このように、ギター関連のアイテムを処分する際は、一つひとつの素材を確認し、自治体のルールに従って正しく分別することが求められます。

やってはいけないギターの弦の捨て方と他の選択肢

ここでは、多くの人がやりがちな間違った捨て方や、単に捨てる以外の有効な処分方法について解説します。

  • 空き缶やペットボトルに入れて捨てるのはNG
  • 使用済みの弦をリサイクルに出して社会貢献
  • 未使用の弦は売却もできる
  • ギター関連の不用品も一緒に売るのがお得
  • 総まとめ:失敗しないギターの弦の捨て方

空き缶やペットボトルに入れて捨てるのはNG

交換したスチール弦を、スチール製のコーヒー缶やアルミ缶、あるいはペットボトルに詰めて捨てる人がいます。弦が散らばらず、安全に捨てられるように感じるかもしれませんが、この方法は避けるべきです。

なぜなら、空き缶やペットボトルは「資源ごみ」であり、リサイクルを前提として回収されているからです。多くの自治体では、資源ごみを出す際に「中身を空にして、軽くすすいで出すこと」をルールとして定めています。この中に異物であるギターの弦が入っていると、リサイクルのプロセスを妨げることになります。

また、リサイクル施設の作業員の方が、缶の中から弦を取り出す際に怪我をしてしまう危険性も考えられます。手間を省いたつもりが、かえって他人に迷惑をかけ、危険にさらす行為になりかねません。ギターの弦と空き缶・ペットボトルは、必ず別々に、それぞれの正しい分別方法で処分しましょう。

使用済みの弦をリサイクルに出して社会貢献

捨てればただのゴミになってしまう使用済みのギター弦ですが、実は貴重な金属資源が含まれています。ニッケル、ステンレス、スズ、銅といった金属はレアメタルとも呼ばれ、採掘には環境への大きな負荷が伴います。

このような背景から、使用済みの弦を回収し、資源として再利用したり、換金して社会貢献活動に役立てたりする取り組みが存在します。

例えば、NPO法人「水守の郷・七ヶ宿」が主体となって行っている「ミュージックドネーション」というプロジェクトがその一例です。この活動では、全国から送られてきた使用済みの弦を換金し、その資金を途上国の子ども支援や植林活動などに充てています。

回収ボックスを設置している楽器店やライブハウス、練習スタジオに持ち込むか、直接団体に郵送することで参加が可能です。金属弦だけでなく、ナイロン弦も回収の対象となっています。単に捨てるのではなく、こうしたリサイクル活動に参加することで、音楽を楽しみながら気軽に社会貢献ができるのは、素晴らしい選択肢の一つと言えます。

未使用の弦は売却もできる

「ギターの種類を変えたらストックしていた弦が使えなくなった」「間違ったゲージの弦を買ってしまった」など、新品未開封の弦を持て余している方もいるのではないでしょうか。そのような未使用の弦は、捨てるのではなく売却してお金に換えることができます。

フリマアプリで売る

メルカリやラクマといったフリマアプリでは、ギター弦の個人間売買が活発に行われています。特に、ERNIE BALL(アーニーボール)やD’Addario(ダダリオ)、Elixir(エリクサー)といった定番ブランドの弦は人気があり、買い手が見つかりやすい傾向にあります。

自分で価格を設定できるため、思わぬ高値で売れる可能性があるのがメリットですが、出品や梱包、発送の手間がかかる点は考慮が必要です。

買取専門店に依頼する

楽器の買取専門店の中には、ギター弦単体での買取や、他の楽器とのまとめ売りに対応しているところもあります。専門店であれば、楽器の知識を持つプロが査定するため、弦の価値に見合った適正な価格で買い取ってもらえる安心感があります。

フリマアプリのような手間をかけずに、すぐに現金化したい場合に適した方法です。ただし、業者によっては弦のみの買取は行っていない場合もあるため、事前に確認が必要です。

ギター関連の不用品も一緒に売るのがお得

もしギターの弦を売却する際に、他にも使わなくなったギター関連の機材があれば、それらをまとめて売ることで買取価格が上がることが期待できます。

例えば、以下のようなアイテムが自宅に眠っていないか確認してみましょう。

  • ギターアンプ
  • エフェクター
  • ギターケース
  • ギタースタンド
  • シールドケーブル
  • カポタスト
  • ストラップ

これらの周辺機器は、単体では値段が付きにくいものでも、ギター本体や複数のアイテムとセットにすることで、買取店側も「まとめ買い」としてプラスの査定をしやすくなります。特にアンプやエフェクターは、正常に動作するものであれば高価買取の対象になることも少なくありません。

売りたい弦や機材の数が多く、店舗に持ち込むのが大変な場合は、自宅にいながら査定から発送まで完結できる「宅配買取」サービスを利用するのも良い方法です。段ボールに詰めて送るだけで査定してもらえるため、手間をかけずに不用品をまとめて処分できます。

総まとめ:失敗しないギターの弦の捨て方

この記事で解説してきた、ギターの弦を処分する際の重要なポイントを以下にまとめます。

  • ギターの弦は素材によってゴミの分別が異なる
  • スチール弦は金属製なので「不燃ごみ」または「金属ごみ」
  • ナイロン弦はプラスチック製なので「プラスチックごみ」
  • アコギの弦はスチールかナイロンか必ず確認する
  • ニッケルやステンレス弦も「不燃ごみ」として捨てる
  • 捨てる際は必ず小さく丸めてテープなどで固定する
  • ゴミ収集作業員の安全に配慮することが大切
  • 空き缶やペットボトルに詰めて捨てるのは絶対にやめる
  • ギター本体は基本的に「粗大ごみ」として処分する
  • ペグやフレットなどの金属パーツは「不燃ごみ」
  • 未使用の弦はフリマアプリや買取専門店で売却できる
  • 他の関連機材とまとめ売りすると査定額が上がりやすい
  • 使用済みの弦をNPOなどに送りリサイクルする選択肢もある
  • リサイクルは環境保護や社会貢献につながる
  • 処分の際は必ずお住まいの自治体のルールを確認する
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