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ギブソンシリアルナンバー8桁の解読法!年代と製造工場を特定

ギブソン シリアルナンバー 8桁 ギターの評価
イメージ:ギター愛好家のためのお役立ちサイト作成
この記事は約8分で読めます。

中古楽器店やネットオークションで憧れのギブソンを見つけたとき、ふと「このギター、いつ作られたんだろう?」「もしかして偽物じゃないかな?」と不安になること、ありますよね。

特にヘッド裏に刻まれた8桁のシリアルナンバーは、一見ただの数字の羅列に見えますが、実はそのギターが生まれた日や場所を示す重要なIDなんです。

この見方がわからないままだと、年代を勘違いして購入してしまったり、相場と合わない価格で手を出してしまったりするリスクも。

そこで今回は、ギブソンの8桁シリアルナンバーに関する解読のコツや、検索サイトだけに頼らない年代特定の方法、さらには刻印がない場合や桁数が違うときのチェックポイントについて、私なりに整理した情報をお届けします。

記事のポイント
  • 8桁の数字から正確な製造年月日を割り出す方法
  • 工場コードを使って製造場所(カラマズーやナッシュビル)を特定する手順
  • 1994年モデルやレスポールクラシックなどに見られる例外的なナンバリング
  • 刻印の深さや特徴から見る、本物と偽造品を見分けるための基礎知識

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ギブソンシリアルナンバー8桁の基本解読法

ここでは、1977年から2005年まで採用されていた、最もポピュラーな8桁シリアルナンバーの読み解き方を解説します。このルールさえ覚えてしまえば、パッと見ただけで「あ、これは〇〇年製だ」とわかるようになりますよ。

正しい年代特定とシリアルの見方

まず結論から言うと、この時期の8桁シリアルは「1桁目と5桁目」を見るだけで製造年がわかります。

例えば「80122501」という番号があったとしますね。この場合、1桁目の「8」と5桁目の「2」をくっつけて「82」、つまり1982年製ということになります。

このシステム、最初は「なんでそんな離れた場所の数字を使うの?」と不思議に思ったんですが、どうやら真ん中の3桁(2~4桁目)に「1月1日から数えて何日目か」を示す数字(ジュリアン・デート)を入れるためだったようです。

カレンダーを見なくても、この3桁を見れば「このギターは誕生日の何日前に作られたんだな」なんて想像できて、ちょっと愛着が湧きますよね。

読み方の公式:YDDDYRRR

  • Y(1・5桁目):製造年
  • DDD(2~4桁目):製造日(1月1日からの通算日数)
  • RRR(6~8桁目):製造順位と工場コード

ちなみに、このDDDの部分が「400」とか「800」みたいな、カレンダーに存在しない数字になっていたら要注意です。1年は365日(うるう年でも366日)しかないので、あり得ない日付が入っている場合は偽物の可能性が高いです。

便利なシリアル検索サイトの活用

最近はネット上で「ギブソン シリアルナンバー 検索サイト」と調べると、数字を入力するだけで年代を教えてくれる便利なツールが見つかります。手っ取り早く調べたいときは本当に助かりますよね。

ただ、個人的には「検索サイトの結果を鵜呑みにしすぎない」ことも大切かなと思います。

というのも、これからお話しするような「例外的なモデル」や「偽造品」の場合、ツールが機械的に「〇〇年製」と判定してしまうことがあるからです。

例えば、精巧な偽物が適当な8桁の数字を打っていたとしても、その数字の配列自体が正しければ、ツールは「本物」として年代を表示してしまうでしょう。

なので、検索サイトはあくまで補助ツールとして使い、最終的には自分の目で「ヘッドの刻印」や「仕様」を確認するスキルを身につけておくのが安心です。

刻印がない場合の真贋判定ポイント

「あれ? ヘッド裏を見ても8桁の刻印がない…もしかして偽物?」と焦った経験、ありませんか? 実は、必ずしも「刻印がない=偽物」とは限りません。

特に1975年から1977年の過渡期には、木部に直接打刻するのではなく、楕円形のデカール(シール)を貼っていた時期がありました。

このデカールは経年劣化で剥がれてしまったり、リフィニッシュ(再塗装)で失われてしまったりすることが多いんです。もし金色のデカールで「99」「00」「06」から始まる8桁の数字が残っていれば、それはそれぞれ1975年、1976年、1977年製を示す正規のものです。

要注意!「MADE IN USA」の刻印

8桁の打刻があるのに「MADE IN USA」の刻印がない場合、それはちょっと怪しいサインかもしれません。1977年以降の標準的なモデルでは、シリアルの下にこの刻印があるのが普通だからです(ヴィンテージ復刻シリーズを除く)。

逆に、最近の偽造品(いわゆるチブソン)は、塗装の上からレーザーで彫っているため、文字のエッジが鋭すぎたり、中の木が白く見えたりすることがあります。本物は塗装の前に強い力でプレスされているので、文字の縁が塗料で少し丸まっているのが特徴ですね。

1994年センテニアルモデルの例外

ここで一つ、大きな落とし穴があります。それが1994年製のギターです。1994年はギブソン創業100周年の記念イヤーだったので「94」から始まる特別なシリアルナンバーが採用されました。

通常のルール(1桁目と5桁目)で読むと「9」と「x」で199x年…となりそうですが、この年だけは先頭の「94」がそのまま1994年を表しています。そして残りの6桁は、その年の通し番号になっています。

例:94001234

これを見て「1994年の1日目に作られたギターかな?」と思うのは間違い。これは「1994年に作られた通算1234本目のギター」という意味なんです。製造日まではわからないのがこの年の特徴ですね。

カラマズーとナッシュビル工場の判別

8桁シリアルの最後の3桁(6~8桁目)には、そのギターが作られた工場の情報が隠されています。特に1977年から1984年までは、名工が多かったと言われる旧カラマズー工場と、新設のナッシュビル工場が並行して稼働していた面白い時期です。

見分け方はシンプルで、末尾の3桁が「001~499」ならカラマズー製、「500~999」ならナッシュビル製です。

中古市場では「伝統的な製法で作られた最後の世代」としてカラマズー製を探しているマニアの方も多いですよね。もし手元のギターが1980年代前半のもので、末尾が499以下だったら、ちょっと自慢できるかもしれません。

ギブソンシリアルナンバー8桁と他年代の区別

ここまでは「8桁時代」の話でしたが、ギブソンにはそれ以外のフォーマットもたくさん存在します。「8桁だと思って調べたら桁が違った!」という場合に備えて、他の年代との違いも押さえておきましょう。

2005年以降の9桁システムへの変更

2005年の7月頃から、シリアルナンバーは8桁から9桁に変更されました。これは生産量が増えすぎて、1日の割り当て番号が足りなくなってしまったからだと言われています。

具体的には、6桁目に「バッチナンバー」という数字が挟み込まれました。読み方は8桁時代とほぼ同じですが、桁数が増えているのでパッと見で「あれ、なんか長いな?」と思ったら2005年以降のモデルである可能性が高いです。

時期 桁数 フォーマット
~2005年7月 8桁 YDDDYRRR
2005年7月~ 9桁 YDDDYBRRR

レスポールクラシックの5桁スタンプ

私が個人的に一番紛らわしいと思うのが「レスポール・クラシック」というモデルです。このモデルは1960年の仕様を意識して作られているため、ヘッド裏に「MADE IN USA」の刻印がなく、インクスタンプで5桁や6桁の数字が押されています。

例えば「3 1234」のような表記です。これを見て「おっ、ヴィンテージか?」と勘違いしてしまう人が結構いるんですよね。

でもこれは1993年製のクラシックだったりします。ピックガードに「1960」と掘ってあることが多いので、それが見えたら「あ、これは8桁のルールじゃないな」と判断するのが賢明です。

1970年代前半の6桁との違い

1977年に8桁システムが導入される前、つまり1970年から1975年頃までは、6桁の数字が使われていました。この時代のシリアルは非常にランダムで、同じ番号が違う年代で重複して使われていることもあり、特定がすごく難しいんです。

見分けるポイントとしては、8桁時代のような「YDDDY…」という論理的なルールがないことと、「MADE IN USA」の刻印の有無やサイズが年代特定のヒントになることでしょうか。もし数字が6桁しかなかったら、今回の8桁の読み方は通用しないので、別の資料と照らし合わせる必要があります。

過渡期に混在する7桁シリアルの有無

「自分のギター、数字を数えたら7桁しかないんだけど…」という声をたまに聞きます。実は、1977年以降の正規ラインにおいて、7桁というフォーマットは基本的には存在しません

考えられる可能性としては、以下の3つです。

  • 8桁の最初の「1」や最後の数字が打刻ミスで薄くなっていて見えない(読み間違い)。
  • 1960年代以前の本当に古いヴィンテージギターである。
  • あるいは、残念ながら偽造品である可能性。

特に80年代以降のモデルで7桁に見える場合は、光の加減を変えて、消えかかっている数字がないかじっくり確認してみてください。

60年代ヴィンテージの重複問題

最後に、1960年代のシリアルについても少し触れておきます。

この時代のギブソンは管理がかなり大らかで、同じシリアルナンバーが数年の間に何度も使い回されていました。そのため、数字だけで「〇〇年製」と断定するのはほぼ不可能です。

8桁システムが導入された最大の理由は、こうした「重複による混乱」を解消するためだったんですね。1977年以降の8桁シリアルがいかに画期的で、私たちユーザーにとって親切なシステムだったかがわかります。

ギブソンシリアルナンバー8桁の解析まとめ

今回はギブソンの8桁シリアルナンバーについて詳しく見てきました。1桁目と5桁目で年号を読むという独特のルールや、ジュリアン・デートによる製造日の特定、そして工場コードの秘密など、知れば知るほどギターへの愛着が深まりますよね。

もしお手元に8桁シリアルのギブソンがあれば、ぜひ一度ヘッド裏をチェックして、その子の誕生日や故郷を調べてみてください。正確な年代を知ることは、メンテナンスの方向性を決める上でも、将来手放す際の適正価格を知る上でも、とても大きな助けになるはずです。

免責事項

本記事の情報は一般的な資料に基づいた解説ですが、ギブソンの仕様は例外も多く存在します。高額な取引を行う際や、確実な鑑定が必要な場合は、専門の鑑定士や信頼できる楽器店にご相談されることを強くおすすめします。

参照:ギブソン・シリアルナンバー 1975年—現在

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