今、このページを開いているあなたは、きっと新しい相棒としてシェクターギターを検討しているのではないでしょうか。
あるいは、検索窓に「シェクターギター 評判」と打ち込んだら「ダサい」なんて言葉が出てきて、不安になってしまったのかもしれませんね。
実はシェクターというブランドは、初心者向けのモデルからプロが愛用するハイエンド機まで幅広く、その評価も「メタル専用」や「万能な優等生」など多岐にわたります。
特に、日本製と海外製で性格が全く異なる点は要注意です。今回は、そんなシェクターの本当の評判や特徴について、長年のギターファンとしての視点で分かりやすくお話しします。
シェクターギターの評判と特徴の真実
まずは、シェクターというブランド全体に対する評判や、よくある誤解について深掘りしていきましょう。
インターネット上では様々な意見が飛び交っていますが、その背景には「製造国」や「ターゲット層」の違いが大きく関係しているんです。ここでは、ユーザーが特に気になるポイントを整理してみました。
シェクターギターがダサいと言われる理由
検索候補に「ダサい」なんて言葉が出てくると、購入をためらってしまいますよね。正直なところ、この評判には一昔前のデザイントレンドが大きく影響しているんです。
2000年代中盤、メタルコアなどが全盛だった頃、シェクターの「ダイヤモンドシリーズ」は市場を席巻しました。当時は、派手なアバロン貝の装飾や、少しオドロオドロしいゴシック調のフォントが「クール」とされていたんですね。
しかし、近年のモダンなメタルシーン(Djentなど)では、シンプルでマットなデザインが好まれる傾向にあります。
そのため、当時のデザインを引きずる一部のモデルを見て「時代遅れ」「中二病っぽい」と感じる人がいるのも事実です。ですが、安心してください。
最近のシェクターは流行を取り入れたシンプルで洗練されたモデルも多数リリースしており、この「ダサい」というイメージは過去のものになりつつあります。
メタル特化のシェクターギターの音作り
シェクター、特に海外製の「ダイヤモンドシリーズ」といえば、やっぱり「メタル」のイメージが強いですよね。これには明確な理由があります。
多くのモデルで、ボディ材に中低域が豊かな「マホガニー」を使用し、ピックアップにはノイズに強くハイゲインな「EMG」などのアクティブタイプを搭載しているからです。これにより、深く歪ませても音が潰れず、ズンズンとした重低音と長いサスティーン(音の伸び)が得られます。
ここがポイント!
Ibanezなどの他社製品と比較しても、シェクターは「音が太い」「ダークな響き」と評されることが多いです。ザクザクとしたリフを刻みたい人には最高の相棒になるでしょう。
シェクターギターは初心者におすすめか
結論から言うと、シェクターは初心者の方にこそおすすめしたいギターの一つです。特に「Omen(オーメン)」シリーズなどは、手頃な価格ながら作りがしっかりしており、最初の1本として非常に優秀です。
一部では、見た目の派手さから「初心者が形から入っている」なんて揶揄する声もあるようですが、そんな外野の声は気にする必要はありません。
むしろ「弾きやすさ」に定評があるシェクターを選ぶことは、上達への近道とも言えます。ネックの処理や弦高の調整など、演奏性を左右する部分の品質が安定しているため、挫折しにくいギターだと言えるでしょう。
国産シェクタージャパンの評価と品質
ここが少しややこしいのですが、シェクターには「ダイヤモンドシリーズ(海外企画)」とは別に、「シェクタージャパン(日本企画)」というラインナップが存在します。これらは全くの別物と考えてもいいくらい性格が違います。
日本の工場や提携工房で作られる「SDシリーズ」や「NVシリーズ」は、メタル専用機ではなく、あらゆるジャンルに対応できる「万能機」として、スタジオミュージシャンやテクニカルなギタリストから絶大な信頼を得ています。
フレットの端の処理など、細部の仕上げは世界最高水準。「一生モノのギター」を探しているなら、迷わず日本製のモデルをおすすめします。
独自の機能やネックの特徴を解説
シェクターが「弾きやすい」と評価される秘密は、独自の機能にも隠されています。私が個人的に感動したのは以下の機能です。
| モンスタートーン | シングルコイルなのにパワーがあり、太い音が出るピックアップ。独自の磁気構造で音抜けも抜群です。 |
|---|---|
| スーパーアジャスト | ネックを外さずに、手元のホイールを回すだけで反りを調整できる機能。日本の気候に最適です。 |
| スプリットトーン | トーンノブを引くことで低音をカットし、ハムバッカーでも歯切れの良いカッティングができる機能。 |
また、ネックの形状についても触れておきましょう。Ibanezの極薄ネックと比べると、シェクターのネックは「程よい厚みのあるCシェイプ」です。握り込むスタイルでも、親指を裏に添えるスタイルでも弾きやすい、絶妙なバランスで作られています。
使用アーティストが証明する実力
どんな人が使っているかを知れば、そのギターのキャラクターが見えてきますよね。日本では「凛として時雨」のTKさんの使用が有名です(参照:TK | SCHECTER)
彼の鋭くも繊細なサウンドは、シェクターのテレキャスタータイプ(モンスタートーン搭載)から生み出されています。
また、超絶技巧で知られる小林信一さんもシェクター愛用者。海外ではAvenged SevenfoldのSynyster Gatesなどが有名ですね。このように、テクニックを重視するプレイヤーや、激しいサウンドを求めるアーティストに愛されているのがシェクターなんです。
モデル別に比較するシェクターギターの評判

シェクターのラインナップは非常に多く、初心者の方は「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。ここでは、代表的なシリーズごとの評判や特徴を、分かりやすく比較していきます。
ダイヤモンドシリーズの評判と違い
先ほども少し触れましたが「ダイヤモンドシリーズ」は世界市場向けに展開されている量産ラインです。主に韓国やインドネシアで製造されていますが、最終的なセットアップ(検品・調整)はアメリカで行われていると言われています。
このシリーズの最大の特徴は、「圧倒的なコストパフォーマンス」です。10万円前後の価格帯で、本家のEMGピックアップや豪華なキルトメイプルトップを採用しているモデルは他社ではなかなか見つかりません。
「予算は抑えたいけど、本格的なメタルサウンドが欲しい」という方には最適解と言えるでしょう。
ヘルレイザーなど人気モデルの評価
ダイヤモンドシリーズの中でも、不動の人気を誇るのが「Hellraiser(ヘルレイザー)」です。
「メタルのためのギター」として完成されており、赤や黒の美しいボディに、アバロン貝のバインディングが施された豪華な見た目が特徴です。セットネック構造でハイポジションも弾きやすく、コイルタップ機能でクリーントーンも出せるため、実は意外と万能なんですね。
豆知識:Blackjackとの違い
似たモデルに「Blackjack(ブラックジャック)」があります。ヘルレイザーが派手でコンプレッションの強い音(EMG)なのに対し、ブラックジャックは見た目がシックで、より自然なニュアンスが出るピックアップ(Seymour Duncanなど)を搭載している傾向があります。
中古市場におけるシェクターギターの価値
ギターを買う時、将来売る時のこと(リセールバリュー)も少し気になりますよね。ここでもシリーズによって大きな差が出ます。
正直に言うと、ダイヤモンドシリーズの中古買取価格はあまり高くありません。流通量が多く、デザインの好みが分かれるためです。しかし、裏を返せば「中古で買う側にとっては最強のコスパ」ということになります。状態の良いヘルレイザーなどが、驚くほど安く手に入ることもありますよ。
一方で、日本製の「EXシリーズ」や「USAカスタムショップ」製は、木材の質も高く希少性があるため、中古市場でも高値で取引されています。
シェクターギターの価格とコスパの実際
価格帯のイメージとしては、以下のようになります。
- Omen / Damien(エントリー): 5万円〜8万円前後。価格以上の作りでコスパ最高。
- Hellraiser(ミドル): 10万円〜15万円前後。プロスペックが手に入る価格帯。
- Schecter Japan SD/NV(国産): 15万円〜20万円前後。品質と価格のバランスが絶妙。
- Schecter Japan EX / USA Custom: 30万円〜。一生モノのハイエンド機。
注意点
「安かろう悪かろう」が当てはまりにくいのがシェクターの良いところですが、ネット通販などで極端に安い並行輸入品などを購入する場合は、サポート体制などをよく確認することをおすすめします。
自分に合うシェクターギターの評判まとめ
長々とお話ししてきましたが、結局のところシェクターは「買い」なのでしょうか?私の結論としては、「目的がはっきりしていれば、これ以上ない選択肢」です。
もしあなたが、ラウドロックやメタルをやりたくて、見た目もカッコいいギターを探しているなら、ダイヤモンドシリーズ(HellraiserやReaperなど)は期待を裏切りません。
逆に、1本で色々なジャンルをこなし、作りの良さや弾き心地を重視するなら、少し予算を足してでもシェクタージャパンのモデル(SD-2など)を選ぶべきです。
「ダサい」なんていう一部の評判は気にせず、ぜひ楽器屋さんで実物を手に取ってみてください。その握り心地とサウンドの太さに、きっと驚くはずですよ。

