ヒストリーギターは、その品質の高さから多くのギタリストに支持されているが、一方で「デザインがダサい」といった意見も見られます。実際の評判はどうなのか、購入を検討している人にとって気になるポイントでしょう。
フジゲンが製造を手がけていることで知られ、精度の高い作りが特徴とされています。値段も国産ギターとしては手頃で、コストパフォーマンスの高さが魅力です。さらに、人気アーティストのあいみょんが使用していることでも話題となり「すごい」と評価する声も多い。本記事では、ヒストリーギターの評判について、さまざまな角度から詳しく検証していきます。
ヒストリーギターの評判は本当に良い?特徴を解説
- ヒストリーギターとは?特徴と魅力
- 良い評判① 作りの良さ
- 良い評判② 作っているメーカーがフジゲン
- 悪い評判① つまらない音
- 悪い評判② ロゴが賛否両論
ヒストリーギターとは?特徴と魅力
ヒストリーギターは、楽器専門店「島村楽器」のオリジナルブランドとして展開されているギターです。製造を手がけているのは、国内屈指のギターメーカーであるフジゲンであり、高品質な作りが特徴となっています。ヒストリーギターはエレキギターとアコースティックギターの両方を展開しており、特に日本製ならではの精密な加工技術と演奏性の高さが評価されています。
ヒストリーギターの大きな特徴として、「C.F.S.(サークル・フレッティング・システム)」の採用が挙げられます。これは、フレットを円弧状に配置することで、音程の精度を向上させる独自の技術です。これにより、和音の響きが美しくなり、コード演奏時のバランスが取りやすくなります。また、ギターのネックには厳選された木材が使用されており、耐久性と安定性に優れている点も魅力のひとつです。
さらに、ヒストリーギターは価格に対してクオリティが高い点が評価されています。通常、同じレベルの品質を持つギターは価格が高くなる傾向がありますが、ヒストリーギターはコストパフォーマンスに優れたブランドとして、多くのギタリストから支持されています。そのため、「国産で質の良いギターを探しているが、できるだけコストを抑えたい」という人には、非常におすすめできるモデルです。
良い評判① 作りの良さ
明日は、このヒストリーギター奏でるかなぁ。
所有して、26年。
自分が、見放さないのは理由がある。
本当に作りがしっかりしてる印象。
フロントピックアップの、音が大好きなんだよ。 pic.twitter.com/GQOJLvoHCO— devilrock(鬼) (@MyKIsmcLkL98807) October 21, 2024
ヒストリーギターは、その作りの良さから高い評価を受けています。細部まで丁寧に作り込まれたボディやネックの仕上がり、演奏時の快適なフィット感など、多くのギタリストから支持されています。特に、日本の精密な製造技術が活かされており、価格帯に対してクオリティが高いことが特徴です。
例えば、フレット処理の精度が高く、指板のエッジが滑らかに仕上げられているため、演奏時にストレスを感じにくい点が挙げられます。また、ボディの塗装も均一で美しく、長期間使用しても品質が劣化しにくいといわれています。こうした作りの良さが、プロ・アマ問わず幅広い層からの評価につながっています。
一方で、良く出来ているがゆえに個体ごとの差が少なく、ビンテージギターのような個性的な味わいを求める人にとっては、少し物足りなさを感じることがあるかもしれません。しかし、安定した品質で信頼できるギターを探している人には、ヒストリーギターは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
良い評判② 作っているメーカーがフジゲン
ヒストリーのアコギはご存知の通りハコモノ作らせたら日本一と言われる寺田楽器製で、ヒストリーのエレキはご存知の通り世界有数の木工加工技術を持つフジゲン製。
ふつうに良いです。
あ、私は権威主義者なので買いませんけどね( ̄▽ ̄;)
— 粉わさび@ザ・バキュームパックス/劇画タイフーン (@19631025) October 23, 2024
ヒストリーギターの製造元は、日本を代表するギターメーカー「フジゲン」です。フジゲンは、長年にわたり数多くのギターを生産し、その技術力の高さから国内外の有名ブランドのOEM(他社ブランド製品の製造)を手がけてきました。そのため、ヒストリーギターも高品質な仕上がりになっています。
フジゲンのギターは、厳しい品質管理のもとで製造されており、細部の作り込みや演奏性の高さが評価されています。特に、フレットの精密なセッティング技術である「サークル・フレッティング・システム(C.F.S.)」が採用されているモデルでは、音の立ち上がりが良く、イントネーション(音程)の正確さが向上しています。
このように、フジゲンが製造していることは、ヒストリーギターの品質を裏付ける大きな要因となっています。そのため「国産の高品質なギターが欲しい」という人にとって、ヒストリーギターは非常に安心感のある選択肢となるでしょう。
悪い評判① つまらない音
ヒストリーギターに対する評価の中には「つまらない音」と感じる意見も見られます。その理由の一つとして、音の特性が「クセが少なく、バランスの取れたサウンド」だからという点が挙げられます。
一般的に、ギターの音には個性が求められることが多く、特にビンテージギターや手工ギターなどは、独特の響きや味わいがあるため人気があります。しかし、ヒストリーギターは安定した品質を重視しているため、どの個体も均一なサウンドになりやすい傾向があります。そのため、ギターの「個性」や「味」を求める人にとっては、物足りなく感じることがあるのです。
一方で、逆に考えれば「クセがない=どんなジャンルにも対応しやすい」というメリットもあります。特定の音色に縛られず、さまざまな音楽スタイルに適応できるため、初心者から中級者にとっては扱いやすいギターともいえます。
このように「つまらない音」と感じるかどうかは、プレイヤーの好みによる部分が大きいでしょう。音に個性を求める人には向かないかもしれませんが、万能なギターを探している人には適した選択肢となります。
悪い評判② ロゴが賛否両論
ヒストリーのギターってコスパめちゃくちゃいいんだけどいかんせんロゴが全く好みじゃない
— ちゃんこ (@chanko_brother) December 15, 2023
ロゴがあんまりだけどやっぱヒストリーのギターはいいなぁw 普通に1本欲しい!
— ちゃんく (@_CHANK_) April 25, 2010
ヒストリーギターのロゴについては、評価が分かれるポイントの一つです。一部のユーザーからは「シンプルで洗練されている」という声がある一方で「デザインが地味」「もう少し個性が欲しい」といった不満も見られます。ギターは演奏性だけでなく、見た目の印象も重要な要素のため、ロゴのデザインが購入の決め手になることもあります。
ヒストリーギターのロゴは、シンプルな筆記体のデザインで、落ち着いた印象を持っています。これはクラシックな雰囲気を演出するために意図的にデザインされているとも考えられますが、個性的なロゴが好まれるブランドと比べると、やや控えめに映るかもしれません。例えば、フェンダーやギブソンといった有名ブランドは、一目でそれと分かる特徴的なロゴを採用しており、視認性の高さがブランドイメージにもつながっています。それに対して、ヒストリーギターのロゴは比較的控えめなため、「もっと主張のあるデザインが欲しい」と感じる人がいるのも無理はないでしょう。
また、ロゴの配置についても意見が分かれます。ヘッドにさりげなく配置されている点を「上品で好感が持てる」と捉える人がいる一方で「もう少し目立たせてもいいのではないか」と感じる人もいます。特に、ライブなどでギターが映った際にロゴの視認性が低いと、ブランドの存在感が薄れてしまうと考える人もいるかもしれません。
ただし、ロゴのデザインは好みによる部分が大きく、派手すぎるものを好まない人にとっては、むしろヒストリーギターのシンプルなロゴが魅力的に映ることもあります。ギター選びにおいて、ロゴのデザインが気になる場合は、実際に店舗で現物を確認し、自分の感覚に合うかどうかをチェックすると良いでしょう。
ヒストリーギターの評判とダサいと言われる真相
- ヒストリーギターはダサい?デザインの評判
- ヒストリーギターはすごい?評価のポイント
- ヒストリーギターの値段は?コスパを検証
- ヒストリーギターの中古は買い?選び方のコツ
- あいみょんも愛用!有名人とヒストリーギター
ヒストリーギターはダサい?デザインの評判
ヒストリーギターのデザインについては、シンプルで落ち着いた雰囲気が特徴となっています。しかし、この点が一部のギタリストの間で「ダサい」と評価されることもあります。特に、派手な装飾や個性的なデザインを好む人にとっては、ヒストリーギターの見た目が物足りなく感じられることがあるかもしれません。
ヒストリーギターのロゴは、クラシックな雰囲気を持つシンプルな書体でデザインされています。このロゴは「洗練されていてカッコいい」という評価がある一方で、「地味すぎる」と感じる人もいます。また、ギターのボディカラーやフィニッシュも、落ち着いたトーンが多いため、目立つデザインを求めるプレイヤーには向いていない可能性があります。
ただし、シンプルなデザインは飽きがこないというメリットもあります。ヒストリーギターは、派手さよりも「長く使い続けられるデザイン」を重視しているため、クラシックなルックスを好むギタリストにとっては、むしろ魅力的に映るでしょう。結局のところ「ダサい」と感じるかどうかは、個々の好みによる部分が大きいといえます。
ヒストリーギターはすごい?評価のポイント
ヒストリーギターは、品質の高さや演奏性の良さから「すごい」と評価されることが多いブランドです。その理由として、国内生産ならではの高い精度と、価格に対するコストパフォーマンスの良さが挙げられます。
まず、ヒストリーギターはフジゲンが製造しているため、ネックの安定性やフレット処理の精密さに優れています。特に、サークル・フレッティング・システム(C.F.S.)が採用されているモデルは、音の響きやチューニングの安定性が向上しており、プロミュージシャンからも高い評価を受けています。
また、ヒストリーギターは音のバランスが良く、クセのないサウンドが特徴です。これにより、ロック、ブルース、ジャズなど、さまざまなジャンルに対応しやすく、初心者から上級者まで幅広い層に適しています。さらに、厳選された木材を使用しているため、長期間使っても品質が落ちにくいという点も評価されています。
一方で「すごい」といわれる一方で、個性的な音を求めるギタリストにとっては、少し無難すぎると感じることがあるかもしれません。しかし、品質の安定性や演奏性の高さを重視する人にとっては、非常に魅力的なギターであることは間違いないでしょう。
ヒストリーギターの値段は?コスパを検証
ヒストリーギターの値段は、モデルによって異なりますが、一般的に10万円台から30万円程度の価格帯で販売されています。この価格帯は、国産ギターとしてはミドルクラスからハイエンドクラスに位置し、決して安価なギターではありません。しかし、その品質や演奏性を考えると、コストパフォーマンスに優れていると評価されています。
ヒストリーギターの特徴の一つに、国内の名門メーカー「フジゲン」が製造を手がけている点があります。フジゲンは、長年にわたりギター製造の技術を磨いてきた企業であり、高い精度の仕上がりと優れた演奏性を誇ります。そのため、同じ価格帯の海外製ギターと比較すると、ヒストリーギターはより安定した品質を提供しているといえるでしょう。
また、ヒストリーギターはC.F.S.(サークル・フレッティング・システム)を採用しており、正確なピッチと美しい響きを実現しています。一般的なギターでは、コードを押さえた際に微妙な音のズレが生じることがありますが、ヒストリーギターではこの問題が軽減されているため、特にレコーディングやライブでの使用に適しています。
さらに、国産ギターは中古市場での価値も安定しやすいため、購入後に手放す場合でも比較的高値で取引されることが多いです。そうした点を踏まえると、ヒストリーギターは単なる価格の安さではなく「長く使い続けられるクオリティとリセールバリューの高さ」を含めたコストパフォーマンスの良さが魅力といえるでしょう。
ヒストリーギターの中古は買い?選び方のコツ
ヒストリーギターの中古市場は比較的活発で、多くの楽器店やネットショップで取り扱われています。新品と比べると価格が抑えられるため、予算を抑えつつ高品質なギターを手に入れたい人にとって、中古のヒストリーギターは魅力的な選択肢といえるでしょう。ただし、中古品を購入する際にはいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
まず、購入前にチェックすべきポイントは「ネックの反り」です。ギターのネックは長期間の使用や保管状況によって反りが発生することがあり、これが進行すると演奏性に大きく影響を与えます。試奏ができる場合は、ネックの状態を確認し、極端に順反りや逆反りしていないかをチェックしましょう。
次に、フレットの減り具合も重要です。ヒストリーギターはC.F.S.を採用しているため、フレットの状態が音程や演奏性に大きく関わります。フレットのすり減りが激しいと、新品同様の演奏感を得るためにフレット交換が必要になることがあり、交換にはそれなりのコストがかかるため注意が必要です。
また、ピックアップや電気系統のチェックも忘れてはいけません。特にエレキギターの場合、長期間の使用により配線が劣化していることがあります。試奏時にボリュームやトーンを調整し、ノイズが発生しないか確認することをおすすめします。
中古のヒストリーギターを購入する際は、信頼できる楽器店での購入を検討するのも一つの方法です。専門店では、ギターの状態をチェックした上で販売しているため、品質に安心感があります。ネットオークションやフリマアプリを利用する場合は、出品者の評価や詳細な写真を確認し、状態を見極めることが大切です。
あいみょんも愛用!有名人とヒストリーギター
ヒストリーギターは、プロミュージシャンの間でも評価の高いブランドですが、特にシンガーソングライターの「あいみょん」が愛用していることで注目を集めています。彼女はアコースティックギターを使った弾き語りスタイルが特徴で、ライブやレコーディングでヒストリーのギターを使用する姿がたびたび見られています。
あいみょん Artist(アーティスト) ヒストリー HISTORY | 島村楽器
あいみょんが使用しているモデルは、温かみのあるサウンドが特徴のアコースティックギターです。ヒストリーのアコースティックギターは、厳選された木材と日本の高い製造技術によって作られており、コードの響きが豊かで、弾き語りやソロ演奏に適しています。特に、シンプルでありながら深みのある音色が特徴で、歌声を引き立てるギターとして評価されています。
また、ヒストリーギターはその品質の高さから、さまざまなジャンルのギタリストに愛用されています。国内のプロミュージシャンだけでなく、セッションプレイヤーやスタジオミュージシャンの間でも信頼されており、安定した演奏性が求められる現場で活躍することが多いです。
有名アーティストが使用しているギターは、ファンの間で人気が高まることが多く、ヒストリーギターもその例外ではありません。あいみょんの影響で、ヒストリーのギターに興味を持つ人も増えており、特にアコースティックギターのモデルは若い世代を中心に注目されています。
このように、ヒストリーギターはプロの現場でも使用されるほどのクオリティを持ち、初心者から上級者まで幅広い層に適したギターとして評価されています。
ヒストリーギターの特徴と評判について
- フジゲン製で高い品質を誇る
- コストパフォーマンスが優れている
- 初心者から上級者まで幅広く使える
- ネックの握りやすさに定評がある
- クラシックなデザインが特徴的
- 音のバランスが良く、ジャンルを選ばない
- 日本製ならではの精密な作りが魅力
- 値段に対してクオリティが高いと評価される
- あいみょんが使用していることで注目度が上がった
- ピックアップの種類によって音の違いが楽しめる
- 一部ではデザインがダサいと感じる声もある
- ヴィンテージ系のサウンドを求める人にも人気
- ヒストリー独自の技術が反映されたモデルが多い
- パーツ交換やカスタムがしやすい仕様になっている