アストリアスギターは、日本が誇る高品質なアコギブランドとして多くのギタリストに支持されています。その歴史は長く、職人の手によって一本一本丁寧に作られることで知られています。
高い評価を受ける理由には、細部までこだわった作りや豊かな音色など、アストリアスギターならではの特徴がああります。実際の評判はどうなのか、どのような魅力があるのかを詳しく解説していきます。
アストリアスギターの評判と特徴を徹底解説
- 良い評判① 古い音色が再現されている
- 良い評判② 安心の国産ハンドメイド
- 良い評判③ 品質が非常に高い
- 値段が高いは本当?
良い評判① 古い音色が再現されている
アストリアスはマーチンの暖かい響きや
良い意味での古い音色が再現されていると思います。
オールディーズ寄りのボーカリストのサポートでは必ずアストリアスを使っています。引用元:Yahoo!知恵袋
アストリアスギターの大きな魅力の一つは、良い意味で「古い音色」が再現されている点です。現代のギターは、クリアで煌びやかな音色を追求する傾向がありますが、アストリアスギターはそれとは一線を画し、ビンテージギターのような深みのある音色を生み出します。これにより、懐かしさを感じさせる温かみのあるサウンドが特徴となっており、フォークやブルースといったジャンルに特に適しています。
この独特な音色が生まれる理由は、選び抜かれた木材と職人の手仕事にあります。アストリアスでは、トップ材にスプルースやシダー、バックやサイドにはローズウッドやマホガニーなど、音響特性に優れた素材を使用しています。これらの木材は自然乾燥を含め10年以上の歳月をかけて十分にシーズニング(乾燥・熟成)されるため、木が本来持つ響きを最大限に引き出せるのです。
また、アストリアスギターは大量生産のギターと異なり、熟練した職人が一つひとつの工程を丁寧に仕上げています。特に、音の要となる力木(ブレイシング)の配置には細心の注意が払われ、音の響き方を細かく調整しています。このような手作業による微調整こそが、機械では再現できない豊かで深みのある音色を生み出しているのです。
ビンテージギターに憧れつつも、手に入れるのが難しいと感じる方にとって、アストリアスギターはその理想を叶えてくれる選択肢といえるでしょう。特に、温かみのある音で歌の伴奏をしたい人や、アコースティックギター本来の豊かな響きを求める人には、アストリアスギターがぴったりです。
良い評判② 安心の国産ハンドメイド
アストリアスの職人さんはご飯が食べられてるんだろうか、、、笑
本当に日本製はヤイリギターもそうですけどめちゃくちゃ丁寧ですよね!
なのに値段はお手頃、、、正直造りの丁寧さならLowdenも負けてる。値段は高いんですけどね。笑— タナカ (@ta_na_ka_chan) May 17, 2024
アストリアスギターが支持される理由の一つに「国産ハンドメイド」である点が挙げられます。日本国内の久留米市にある工房で、熟練の職人たちが手作業で一本一本丁寧に製造しており、そのこだわりが高品質なギターを生み出しています。
日本製という信頼感に加え、手作業での製造は音質面でも大きなメリットをもたらします。大量生産のギターでは実現しにくい微細な調整が行われるため、音の鳴り方に個性があり、より自然で豊かな響きを感じることができます。特に、アストリアスは接着剤にもこだわり、動物由来の「ニカワ」を使用することで木材同士が密着し、音の伝達を損なわないよう工夫されています。
さらに、木材の選定から加工、組み立て、塗装、最終調整までを一貫して行っており、各工程で職人の目と手による厳しい品質管理が徹底されています。これにより、木材の持つポテンシャルを最大限に引き出し、耐久性にも優れたギターが完成するのです。
国産ハンドメイドにこだわるユーザーにとっては「丁寧な手仕事による安心感」と「日本製ならではの精密さ」を実感できる点が大きな魅力です。また、海外製のギターにはない繊細でクリアな音質は、日本の職人技術を活かしたアストリアスならではの特長です。機械による大量生産では味わえない、温もりのある音を求める人にとって、アストリアスギターは理想的な一本と言えるでしょう。
良い評判③ 品質が非常に高い
アストリアス弾いてるとギターは高けりゃ良いってもんじゃないなって思ってしまう…
この品質と価格はどこも真似できない…— Kazu (@gf_yn29) January 29, 2025
アストリアスギターは、製品の品質が非常に高く、クレームが少ないことでも評価されています。特に、初期不良や製造上の欠陥に対するトラブルが少ないため、安心して長く使えるギターとして多くのユーザーから信頼を集めています。
その理由は、製造工程における徹底した品質管理にあります。アストリアスでは、大量生産を行わず、熟練した職人が各工程を手作業で担当しています。これにより、木材のわずかな歪みや塗装のムラを防ぎ、精度の高い仕上がりを実現しているのです。また、製造中には何度も細部をチェックし、ネックの反りや弦高の調整など、演奏性にも細かく配慮されています。
特にアコースティックギターは温度や湿度に敏感な楽器ですが、アストリアスでは使用する木材を約10年間にわたって乾燥させるため、完成後の変形や劣化が起こりにくくなっています。さらに、使用される接着剤もパーツごとに最適なものを使い分け、耐久性を高めています。このようなこだわりが、購入後のトラブルを未然に防いでいるのです。
ギターを長く愛用したい人にとって、不具合が少なく安定した品質は非常に重要なポイントです。アストリアスギターはその点で高い評価を得ており「一度購入すれば安心して使い続けられる」という声が多く寄せられています。
値段が高いのは本当?
アストリアスギターに対する悪い評判として「値段が高い」という意見が挙げられます。実際、アストリアスのギターは他の国産ギターと比べても価格が高めに設定されています。例えば、エントリーモデルである「E.C.PRE」でも約18万円、上位モデルの「Double Top」に至っては約58万円と、初心者にとっては簡単に手が出せる価格ではありません。
この価格の背景には、使用する木材と製造工程へのこだわりがあります。アストリアスでは、自然乾燥を施した高品質な木材を使用しており、乾燥だけでも10年近くかける徹底ぶりです。さらに、全工程が熟練職人による手作業で行われ、量産品とは比べものにならない精度と音質が保証されています。このような工程を経るため、大量生産のギターと比べてどうしても価格が高くなってしまうのです。
ただし、長期的な視点で考えれば、アストリアスギターは「一生もの」として使える耐久性と音質を備えています。単に安価なギターを買い替え続けるより、最初から質の良いギターを選ぶことで結果的にコストパフォーマンスが良くなる場合もあります。
高価格ではありますが、その分、音質・造りの丁寧さ・耐久性の面では確かな価値を持つギターと言えるでしょう。
アストリアスギターの評判とおすすめモデルを比較
- アストリアスギターの歴史
- アコギの特徴とこだわり
- アストリアスギターを使っているアーティスト
- おすすめモデル① E.C.PRE
- おすすめモデル② SOLO HERRINGBONE
- おすすめモデル③ PRELUDE
- おすすめモデル④ Double Top
- アストリアスギターの評判と特徴のまとめ
アストリアスギターの歴史
アストリアスギターは、日本のクラシックギター・アコースティックギターのブランドとして長い歴史を持つメーカーです。その始まりは1960年代に遡り、福岡県久留米市で設立されました。設立当初から、職人の手によるハンドメイドギターの製作を基本とし、一貫して高品質なギターを作り続けています。
1970年代には、国内外のトップクラスのギター製作技術を取り入れるために、ドイツやスペインの伝統的なクラシックギター製作技術を研究し、独自のギター製作哲学を築き上げました。その結果、アストリアスギターは世界でも評価されるブランドへと成長し、日本国内にとどまらず、海外のギタリストからも高く評価されるようになりました。
アストリアスの大きな特徴の一つは、現在に至るまで「少量生産」を貫いている点です。大量生産に頼らず、一本一本を職人の手で丁寧に仕上げることを重視しており、品質管理の徹底と細部へのこだわりが、その高い評価に繋がっています。特に、選び抜かれた木材を使い、時間をかけて加工・乾燥させることで、長く愛用できるギターを生み出しています。
また、アストリアスは時代の変化に合わせて新しい技術も積極的に取り入れています。近年では「Double Top」技術を採用したモデルの開発など、伝統的な製作技術と最新の技術の融合を進め、より豊かな音色を実現するための挑戦を続けています。
このように、アストリアスギターは長い歴史の中で、伝統を守りながらも新しい技術を取り入れ、世界に通用するギターを生み出してきました。一本のギターに込められた職人たちの情熱とこだわりが、現在も多くのギタリストに支持され続ける理由の一つとなっています。
アコギの特徴とこだわり
アストリアスギターは、国産のアコースティックギターの中でも、特に音質や作りの精巧さにこだわったブランドです。その最大の特徴は「ハンドメイドによる精密な仕上げ」と「厳選された木材の使用」にあります。
まず、アストリアスのギターはすべて熟練の職人によって手作業で作られています。工場での大量生産が主流となっている中、アストリアスはあえて少量生産を貫き、一つひとつのギターに時間をかけて仕上げています。そのため、細部まで精密に作られており、ネックやボディの仕上げが非常に滑らかで、演奏のしやすさが際立っています。また、音の響きを最大限に引き出すために、内部のブレイシング(力木)構造にも細かな工夫が施されており、バランスの取れたサウンドを実現しています。
さらに、木材選びにもこだわりがあります。トップ材にはスプルースやシダー、サイド・バックにはローズウッドやマホガニーといった高級材が使われ、一本一本の木目や質感を見極めながら適材適所で使用されています。特に、木材の乾燥工程においては長い時間をかけて自然乾燥させることで、木材の内部の水分を均一に整え、長期間にわたって安定した音質を保てるように工夫されています。
音の面では、アストリアスのギターは「ナチュラルで温かみのある響き」が特徴です。一般的な量産ギターに比べて、より豊かな倍音が含まれ、深みのあるサウンドが楽しめます。そのため、フィンガーピッキングやソロ演奏に向いており、クラシックやジャズ、フォークなど幅広いジャンルで活躍できます。
このように、アストリアスギターは「職人の手による精密な作り」「厳選された木材」「豊かでバランスの取れた音色」といった点に強いこだわりを持っています。そのため、単なる楽器ではなく、一生もののギターとして長く愛用できる価値のある一本となっています。
アストリアスギターを使っているアーティスト
アストリアスギターは、国内外の多くのアーティストに愛用されているギターブランドです。その精巧な作りと美しい音色は、プロミュージシャンにとっても魅力的な要素となっており、特にフィンガースタイルのギタリストを中心に高く評価されています。
おすすめモデル① E.C.PRE
アストリアスギターのラインナップの中でも「E.C.PRE」は特に人気の高いモデルの一つです。このギターは、エリック・クラプトンが愛用したことで知られる「Martin 000-28」を意識したデザインとサウンドを持ち、フィンガーピッカーを中心に高い評価を得ています。
E.C.PREの魅力の一つは、そのコンパクトなボディサイズです。一般的なドレッドノート型に比べてやや小ぶりな000サイズのボディは、抱えやすく演奏性に優れています。そのため、長時間の演奏でも疲れにくく、特に指弾きを主体とするプレイヤーにとって快適なプレイ感が得られます。また、ネックの幅が適度に広く設計されているため、フィンガースタイル奏法に適した仕様になっています。
音色の面では、スプルース単板のトップとローズウッドのサイド・バックが生み出す、明瞭かつ深みのあるサウンドが特徴です。特に、倍音の豊かさと、温かみのある中低音域は、ブルースやフォークを弾くのに最適です。加えて、アストリアスならではの精密なブレイシング設計が、音のバランスをしっかりと整え、どの音域でも均一な鳴りを実現しています。
また、仕上げの美しさもE.C.PREの魅力の一つです。ボディには美しいヘリンボーンの装飾が施され、クラシカルな雰囲気を醸し出しています。さらに、職人の手作業による細部まで行き届いた仕上げにより、見た目の美しさだけでなく、弾き心地の良さも兼ね備えています。
このように、E.C.PREは演奏性・音質・デザインのすべてにおいて優れたバランスを持つギターであり、特にフィンガーピッカーやブルースプレイヤーにとって理想的な一本と言えるでしょう。
おすすめモデル② SOLO HERRINGBONE
「SOLO HERRINGBONE」は、アストリアスギターの中でもドレッドノートタイプの王道を行くモデルで、力強いストロークプレイや大音量での演奏に適しています。その名の通り、ヘリンボーン(ニシンの骨)模様の装飾が施され、クラシカルな美しさを持つ点も魅力の一つです。
このモデルの大きな特徴は、トップ材に厳選されたシトカスプルース単板を使用していることです。シトカスプルースは、明るく抜けの良い音色を持ちつつ、時間が経つほどに鳴りが良くなる特性を持っています。そのため、購入時点でも十分に豊かな響きを感じられますが、弾き込むことでさらに味わい深い音へと成長していく楽しみもあります。
また、サイドとバックにはローズウッドを採用しており、力強い低音と伸びやかな高音の両方をバランスよく奏でることができます。コードをかき鳴らした際の迫力や、アルペジオの際の透明感のある音色は、多くのプレイヤーから高く評価されています。
加えて、ネックの仕上げにもこだわりがあり、適度な厚みと丸みを持たせることで、長時間の演奏でも疲れにくい設計になっています。フィンガーボードにはエボニーを使用し、滑らかな弾き心地を提供してくれる点もポイントです。
総じて、SOLO HERRINGBONEはストロークプレイを得意とするギタリストや、音量・パワーを重視するプレイヤーに適したギターです。その力強い鳴りと美しいデザインから、多くのギタリストに愛され続けています。
おすすめモデル③ PRELUDE
「PRELUDE」は、アストリアスギターの中でも特にコストパフォーマンスに優れたモデルとして知られています。アストリアスの持つハンドメイドギターのクオリティを、より手頃な価格で体験できるモデルとして、多くのプレイヤーに選ばれています。
このモデルの特徴は、シンプルながらも上質な材を使用している点です。トップ材にはシダー単板、サイドとバックにはマホガニーを採用し、柔らかく温かみのある音色を実現しています。特に、シダー材の持つ豊かな響きは、フィンガースタイルでの演奏に適しており、繊細なタッチでもしっかりと音を拾ってくれるのが特徴です。
また、ネックはスリムな設計になっており、初心者でも押さえやすく、演奏性の高さが際立っています。加えて、マット仕上げの塗装が施されているため、滑らかな手触りと落ち着いた雰囲気を持ち、長時間の演奏でもストレスを感じにくい作りになっています。
PRELUDEは、高品質な国産アコースティックギターを手の届く価格で手に入れたいと考えている人にとって、最適な選択肢の一つです。特に、これから本格的にギターを始めたい人や、アストリアスのサウンドを試してみたい人におすすめのモデルと言えるでしょう。
おすすめモデル④ Double Top
アストリアスの「Double Top」は、最先端の技術を駆使して作られたハイエンドモデルです。その名の通り、トップ材が二重構造になっており、従来のアコースティックギターとは異なる独特の響きを持っています。
この「ダブルトップ構造」は、2枚の極薄単板の間に特殊な素材を挟み込むことで、音のレスポンスを向上させ、より豊かな響きを実現する技術です。これにより、軽いタッチでも音量がしっかりと出るため、フィンガースタイルのプレイヤーにとって理想的なギターとなっています。また、通常の単板ギターに比べて音の立ち上がりが早く、表現力の幅が広がるのも魅力の一つです。
さらに、サイドとバックには高級木材のローズウッドを使用しており、深みのある低音と、クリアな高音のバランスが絶妙に取れています。これにより、アルペジオからストロークまで、どんな演奏スタイルにも対応できる万能なギターとなっています。
価格は高めではあるものの、その音質・演奏性の高さを考えれば、プロや上級者にとって十分に納得できるクオリティです。特に、細やかなニュアンスを表現したいプレイヤーにとって、Double Topはまさに最高峰の選択肢と言えるでしょう。
アストリアスギターの評判と特徴のまとめ
- 高品質な手工ギターとして評価が高い
- 日本製ならではの精密な作りが魅力
- サウンドのバランスが良く、演奏しやすい
- クラシックギターからフォークギターまで幅広く展開
- 木材の選定や加工技術が優れている
- プロや上級者からの信頼が厚い
- 価格帯は高めだがコストパフォーマンスが良い
- クリアで豊かな音色が特徴
- 弾き込むほど音が馴染み、深みが増す
- 製造工程が丁寧で品質管理が徹底されている
- 日本国内外での評価が高い
- ネックの仕上げが滑らかで握りやすい
- 初心者にはやや高価だが長く使えるギター
- ハンドメイドならではの温かみのある音が魅力
- カスタムモデルもあり個性を出しやすい