キャッツアイギターの評判が気になる方は多いのではないでしょうか。キャッツアイギターとは、1970年代に東海楽器が手がけたアコースティックギターブランドで、手頃な価格ながら高品質な作りが特徴です。現在は中古市場が中心となっていますが、特にヴィンテージモデルの人気が高まっています。
評判を見てみると、音のバランスや弾きやすさが評価される一方で、モデルごとに音質のばらつきがある点には注意が必要です。 キャッツアイギターの値段はモデルや状態によって異なりますが、特にce-300やce-400といったエントリーモデルは初心者にもおすすめされています。また、購入時にはシリアルナンバーの見方を理解しておくと、製造年や仕様の違いを把握しやすくなります。
この記事では、キャッツアイギターの魅力や特徴、評判について詳しく解説し、最適なギター選びのポイントを紹介します。
キャッツアイギターの評判は?特徴と魅力を紹介
- キャッツアイギターとは?
- キャッツアイギターの評判
- キャッツアイギターの値段
- Martinと比較!キャッツアイギターの音の特徴
キャッツアイギターとは?
キャッツアイギターは、日本の楽器メーカー「東海楽器製造株式会社(Tokai Gakki)」が手がけるアコースティックギターブランドです。1970年代に誕生し、特に海外の高級ギターであるMartin(マーチン)と並ぶ品質の高さで、多くのギタリストから注目されました。
当時の日本では、海外ブランドのギターは高価で手が届きにくい存在でした。そのため、国内メーカーは独自の技術を駆使しながら、海外の名器を模倣しつつも手頃な価格で高品質なギターを提供しようとしました。キャッツアイギターもその流れの中で誕生し、特にMartinのギターを意識したモデル作りを行っていました。実際、キャッツアイはMartinの代理店を務めていた東海楽器が製造していたため、構造や音の特性が似ている点も特徴のひとつです。
キャッツアイギターの特徴としては、トップ材にスプルースを使用していることが挙げられます。スプルースは軽量ながら強度があり、音の響きが良いため、高級ギターにも多く採用される木材です。また、ブレーシング(内部の補強構造)の設計もMartinのギターを参考にしており、豊かな音の広がりを生み出しています。
さらに、キャッツアイはモデルごとに異なる仕様を持っているため、初心者向けから上級者向けまで幅広いラインナップが展開されています。たとえば、エントリーモデルでは比較的弾きやすいネックの形状や、手頃な価格帯が魅力です。一方で、上位モデルになると、単板仕様のボディや精巧なインレイ装飾が施されるなど、よりプロ仕様の仕様となります。
現在では、新品のキャッツアイギターは市場にほとんど流通しておらず、中古市場が中心となっています。しかし、その希少性がむしろ価値を高めており、ヴィンテージギターとして人気が続いています。特に1970〜80年代のモデルは、当時の日本製ギターの高品質さを象徴するものとして、多くのギタリストから支持されているのです。
このように、キャッツアイギターは単なる模倣品ではなく、日本のギター職人が培った技術とこだわりが詰まったブランドです。そのため、現在でも「コストパフォーマンスの良いギター」として評価され続けています。
キャッツアイギターの評判
キャッツアイギターの評判は、モデルによってばらつきがあるものの、全体的には高評価を得ています。特に、価格以上のクオリティを持つ点が魅力とされています。ただし、一部のモデルでは性能のばらつきや経年変化に注意が必要です。
Martinのギターと音が似ている
大枠でのお答えを致しますと、Cat’s EyesのギターにMartinの音は希薄です。 と申しますか、Cat’s Eyesのギター、特に上位機種のギターには「しっかりCat’s Eyesの音があります」。(もちろん「Cat’s EyesのギターはMartinのギターと音が似てる!」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃると思います)
引用元:Yahoo!知恵袋
まず良い点としてよく挙げられるのが「Martinのギターと音が似ている」という点です。キャッツアイはもともとMartinの技術を参考にして作られており、特に高音から低音までのバランスが良く、深みのある音を奏でることができます。そのため、「Martinのギターが欲しいけれど高価で手が届かない」という人にとって、手頃な価格で似た音質を得られる点が大きなメリットとなっています。
弾きやすい
島村楽器さんでしたっけ昔キャッツアイのギター売ってたの🤔
あれ意外といい音出るので手放せないんですよね— にぃく(*´ϖ`*)まぁる (@ni_kuma_ryu48) February 27, 2025
また「弾きやすさ」もキャッツアイの特徴の一つです。特に弦高(弦とフレットの間の高さ)が低めに設定されているモデルが多く、初心者でも押弦しやすい仕様になっています。これにより、長時間の演奏でも疲れにくく、初心者の練習用としても最適です。
価格の割に欠点が少ない
さらに「価格の割に欠点が少ない」という意見も多くあります。キャッツアイは5万円前後のモデルでも単板仕様を採用していることがあり、しっかりとした作りが特徴です。他のブランドの同価格帯と比較しても、品質が良いことが評価されています。
性能にばらつきがある
一方で、悪い点として指摘されるのが「モデルによって性能にばらつきがある」ことです。キャッツアイギターは長年にわたりさまざまなモデルが製造されてきましたが、年代やモデルによって材質や構造が異なるため、音の鳴り方に違いが出ることがあります。特に、中古市場では保存状態によってコンディションが変わるため、購入時にはしっかりとチェックする必要があります。
音の伸びが足りない
また「高音がこもる」「音の伸びが足りない」といった意見も一部で見られます。これは、キャッツアイの設計が中低音の厚みを重視しているため、高音の抜け感がやや控えめに感じられることがあるためです。プレイスタイルによっては、この点がデメリットになることもあります。
このように、キャッツアイギターは全体的に高評価ですが、モデルや保存状態によっては性能が異なる点には注意が必要です。特に中古市場で購入する場合は、実際に試奏することをおすすめします。
キャッツアイギターの値段
キャッツアイギターの価格は、新品ではすでにほとんど販売されていないため、中古市場での取引が中心となっています。中古市場では、モデルや状態によって価格が大きく異なりますが、おおよそ3万円〜10万円の価格帯で販売されることが多いです。
キャッツアイギターの値段を評価する際、最も重要なのは「コストパフォーマンスの高さ」です。例えば、キャッツアイのエントリーモデルである「CE-300」や「CE-400」は、数万円という価格帯でありながら、スプルース単板を使用し、しっかりとした音の響きを持っています。特に、同じ価格帯の他ブランドと比較すると、音の深みや作りの丁寧さが際立っており、コストパフォーマンスが非常に高いといえます。
また、上位モデルになると、材質や構造がさらに充実し、より豊かな音の広がりを持つものが増えます。例えば「CE-800」などのモデルは、ボディ全体が単板仕様になっており、経年変化による音の成長が期待できます。こうしたギターは新品時の価格が高かったため、中古でも比較的高値で取引されますが、それでもMartinやGibsonといった海外ブランドに比べればリーズナブルな価格で購入できます。
一方で、注意すべき点として、キャッツアイギターは年代によって仕様が異なるため、同じモデル名でも音質やコンディションに違いがあることです。例えば、同じ「CE-400」でも1976年製と1981年製では、木材の仕様やネックの形状に違いがあり、音の傾向も異なります。そのため、購入時にはしっかりとスペックを確認することが重要です。
このように、キャッツアイギターは価格に対して非常に優れた性能を持っており、コストパフォーマンスの面で高く評価されています。特に、手頃な価格で高品質なギターを求める人にとって、キャッツアイは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
Martinと比較!キャッツアイギターの音の特徴
キャッツアイギターは、そのサウンドがMartin(マーチン)のギターに似ていることで知られています。しかし、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、音の特徴を詳しく解説しながら、Martinとキャッツアイの違いを比較していきます。
まず、Martinのギターは世界的な高級ブランドとして知られており、特にアコースティックギターにおいてはトップクラスの評価を得ています。その特徴として、豊かな低音と明るい高音のバランスが非常に優れている点が挙げられます。また、木材の選定から組み立て、仕上げに至るまで職人の手作業によって作られており、その品質は非常に高いです。価格帯はモデルにもよりますが、30万円以上のものが一般的で、中には100万円を超える高級モデルも存在します。
一方で、キャッツアイギターはMartinのサウンドを意識して作られており、特に1970〜80年代のモデルでは、音の鳴り方やボディの構造がMartinに近いと評価されています。キャッツアイの特徴として、スプルース単板を使用したトップ材や、ローズウッドやマホガニーを採用したサイド・バックが多いことが挙げられます。これにより、音の響きが豊かになり、低音の深みや中音域の厚みが感じられるサウンドとなっています。
また、ブレーシング(内部の補強構造)についても、Martinのギターに似たXブレーシングを採用しており、音の広がりやサスティン(音の伸び)に優れています。とくにヴィンテージモデルでは、長年の経年変化によって木材が適度に乾燥し、より深みのあるサウンドへと成長しているものが多いです。
ただし、Martinとキャッツアイには明確な違いもあります。例えば、キャッツアイはモデルによって音のバラつきがあるため、同じ型番でも製造年や個体差によって鳴りが異なることがあります。また、高音の抜け感に関しては、Martinの方がクリアで、より明瞭なサウンドを生み出す傾向にあります。一方で、キャッツアイは温かみのある柔らかい音質を持ち、特にフィンガーピッキングに適していると感じるプレイヤーも多いです。
価格面では、キャッツアイの方が圧倒的に手頃です。Martinのギターが30万円以上するのに対し、キャッツアイは中古市場では5万円〜10万円ほどで入手可能なモデルもあり、コストパフォーマンスの高さが魅力となっています。そのため、「Martinのような音を手頃な価格で楽しみたい」という人には、キャッツアイギターは非常におすすめです。
このように、キャッツアイギターはMartinのサウンドに似た特徴を持ちながらも、価格や個体差、音の傾向などの違いがあります。どちらが優れているかはプレイヤーの好みや用途によりますが、手頃な価格で質の高いギターを求めるなら、キャッツアイは魅力的な選択肢といえるでしょう。
キャッツアイギターの評判まとめ!おすすめモデルも紹介
- CE-300の特徴
- CE-400の特徴
- シリアルナンバーの見方
- 初心者にもおすすめ
- どんな人に向いている?
CE-300の特徴
キャッツアイギターの中でも「CE-300」は、初心者から中級者まで幅広い層に人気のモデルです。1970年代後半から1980年代にかけて製造され、手頃な価格ながら本格的なサウンドを楽しめるギターとして、多くのギタリストに愛用されました。
CE-300の特徴としてまず挙げられるのが、そのコストパフォーマンスの高さです。トップ材にはスプルース合板が使用されており、単板モデルと比べるとやや音の響きは抑えられるものの、しっかりとしたボディ構造と適切なブレーシングによって、十分に豊かな音を出すことができます。また、サイド・バックにはローズウッドが採用されており、中音域のふくよかさと暖かみのあるサウンドが特徴です。
さらに、CE-300はネックの握りやすさにも優れており、弦高(弦とフレットの間の高さ)が比較的低めに設定されているため、初心者でも弾きやすい仕様になっています。この点は、長時間の練習やライブ演奏でも快適に弾けるというメリットにつながります。
音の傾向としては、低音から中音域にかけて厚みのあるサウンドが特徴で、コードストロークを多用する演奏スタイルに適しています。一方で、高音のクリアさやサスティン(音の伸び)に関しては上位モデルに比べるとやや控えめですが、それでも価格帯を考えれば十分なクオリティを備えています。
中古市場では、CE-300は3万円〜5万円程度で取引されることが多く、コストを抑えつつ本格的なギターを手に入れたい人にとって、非常に魅力的な選択肢となっています。とくに、初心者が最初の一本として選ぶ場合や、練習用のサブギターとして持つ場合には最適なモデルといえるでしょう。
CE-400の特徴
キャッツアイの「CE-400」は、エントリーモデルながらも単板トップを採用し、本格的なサウンドが楽しめるモデルです。1970年代後半から1980年代にかけて販売されていたモデルであり、現在もヴィンテージギターとして根強い人気を誇っています。
まず、CE-400のスペックを詳しく見ていきましょう。トップ材にはスプルース単板が採用されており、合板を使用したエントリーモデルとは異なり、長年の使用によって木材が馴染むことで、より深みのある音へと成長していきます。サイド・バックにはローズウッドが使われており、太くて豊かな低音とバランスの取れた中音域を生み出す設計となっています。
ネック材にはマホガニーが使用されており、適度なしなやかさと剛性を兼ね備えています。そのため、ネックの反りが少なく、安定したプレイアビリティを維持できる点も評価されています。また、ヘッド部分には「キャッツアイ」ロゴが施され、ポジションマークにはスノーフレイクインレイが使われるなど、デザイン面でもこだわりが感じられます。
CE-400の評価としては、「エントリーモデルながらも非常に良く鳴るギター」として高い評価を受けています。特に、コードストロークを多用する演奏スタイルでは、豊かな響きとしっかりした音の厚みを実感できるでしょう。一方で、高音の伸びについては、上位モデルと比べるとやや控えめですが、それでも価格を考慮すれば十分なサウンドを持っています。
中古市場では、状態によって価格が変動しますが、おおよそ4万円〜8万円の価格帯で取引されています。特に、1970年代製の個体は希少価値が高く、コンディションの良いものはやや高値で販売されることが多いです。
このように、CE-400はコストパフォーマンスの良さと本格的な音質を兼ね備えたモデルとして、現在も多くのギタリストに支持されています。
シリアルナンバーの見方
キャッツアイギターは、1970年代から1980年代にかけて生産されたモデルが多いため、中古市場では製造年を把握することが重要になります。その際に役立つのがシリアルナンバーです。シリアルナンバーを正しく読み取ることで、ギターの製造年を特定し、モデルの仕様や価値を判断することができます。
キャッツアイギターのシリアルナンバーは、基本的にヘッド裏やネックブロックに刻印されており、特定のルールに従って付与されています。一般的に、シリアルナンバーの末尾2桁が製造年を示しているため、これを読み取ればおおよその製造時期を知ることが可能です。例えば、「CE-400 #01276」といった番号が刻印されている場合、末尾の「76」が1976年製であることを意味します。
ただし、すべてのキャッツアイギターがこの法則に従っているわけではなく、1980年代以降のモデルでは、シリアルの付与方法が異なる場合があります。例えば、81年製のCE-800の場合「XXXX81」といった形でシリアルナンバーが付けられており、右端の数字が製造年を表しています。こうしたルールを理解しておくと、年代ごとの仕様の違いを把握しやすくなります。
また、シリアルナンバーだけでなく、ボディの仕様から製造年を判断することも可能です。たとえば、1976年以前のモデルはシャーラータイプのペグを採用していたのに対し、1977年以降のモデルではグローバータイプのペグに変更されました。さらに、1981年以降のCE-400はトップがスプルース単板から合板に変更されており、このような仕様変更を参考にすれば、シリアルナンバーが不明な場合でもある程度の年代を推測できます。
このように、シリアルナンバーを理解することで、キャッツアイギターの製造年を把握しやすくなります。中古市場で購入を検討する際は、シリアルの刻印を確認し、ギターの状態や仕様を慎重にチェックすることが大切です。
初心者にもおすすめ
キャッツアイギターは、初心者にもおすすめできるモデルが多いブランドです。しかし、種類が豊富なため、どのモデルを選ぶべきか迷う人も少なくありません。ここでは、初心者がキャッツアイギターを選ぶ際のポイントを紹介します。
まず、初心者がギターを選ぶ際に重要なのは「弾きやすさ」です。キャッツアイのギターは、比較的ネックが細めで、弦高(弦とフレットの間の高さ)が低く設定されているモデルが多いため、初心者でも押弦しやすい特徴があります。特に、「CE-300」や「CE-400」などのエントリーモデルは、手頃な価格帯でありながら、適度な弦高とスムーズな演奏性を備えているため、初めての一本としても適しています。
次に、初心者が重視すべき点は「価格とコストパフォーマンス」です。新品のキャッツアイギターはほとんど市場に出回っていないため、中古での購入が基本となります。比較的手頃な価格で購入できるモデルとしては、「CE-300」や「CE-400」があり、状態の良いものでも3万円〜6万円ほどで入手できます。特に、CE-400はスプルース単板トップを採用しているため、経年変化による音の成長も期待できます。
さらに「音の好み」も考慮するべきポイントです。キャッツアイギターの音の特徴は、温かみがあり、低音から中音域にかけて厚みのあるサウンドが魅力です。コードストロークを多用するフォークソングや弾き語りをメインに考えているなら、キャッツアイのギターは相性が良いでしょう。ただし、高音の抜け感や煌びやかさを重視する場合は、別のブランドのギターを検討するのも一つの選択肢となります。
また、購入時にはギターのコンディションをしっかりチェックすることも大切です。中古品の場合、ネックの反りやフレットの摩耗、トップの膨らみなどの状態を確認し、適切な調整がされているかどうかを見極めることが重要です。特に、初心者は調整の仕方が分からないことが多いため、購入前に専門店でチェックしてもらうのがおすすめです。
このように、キャッツアイギターは初心者にも適したモデルが多いものの、選び方によって演奏のしやすさや満足度が大きく変わります。自分のプレイスタイルや予算に合ったモデルを選び、ギターライフを楽しんでください。
どんな人に向いている?
キャッツアイギターは、特定のプレイスタイルや音の好みに合ったギターを探している人におすすめのブランドです。特に、コストパフォーマンスの良いギターを求める人や、個性的なギターを探している人に向いています。
コスパを重視する人
キャッツアイのギターは、5万円〜10万円程度の価格帯でありながら、単板仕様や本格的なブレーシングを採用しているモデルが多く、価格以上の音質を楽しむことができます。特に「Martinのような音が欲しいけれど、高価なギターは手が出ない」という人にとって、キャッツアイは理想的な選択肢となるでしょう。
他の人と被らないギターを求めてる人
国内ではYAMAHAやMorrisといったブランドが広く知られていますが、キャッツアイはややマイナーなブランドのため、持っている人が少なく、個性を出しやすいというメリットがあります。特に、ライブやセッションで他のギタリストと差をつけたい人にとって、キャッツアイのギターは魅力的な選択肢になるでしょう。
温かみのあるサウンドが好きな人
キャッツアイのギターは、低音から中音域にかけてしっかりとした厚みがあり、温かみのある音色が特徴です。フォークソングやアコースティックバラード、弾き語りなどのジャンルに適しており、しっとりとした演奏を好む人にぴったりのギターです。
新品のギターを求める人には向かない
一方で「キラキラとした高音の響きを求める人」や「新品のギターにこだわる人」にはあまり向いていません。キャッツアイは新品の流通が少なく、中古市場がメインとなるため、どうしても経年変化の影響を受けることがあります。また、高音の抜け感に関しては、ブランドによってはもっと煌びやかな音色を持つギターもあるため、そういったサウンドを求める場合は、他の選択肢も考えたほうが良いでしょう。
このように、キャッツアイギターは「コストを抑えて本格的なギターを手に入れたい人」や「個性的なギターを求める人」に向いています。自分の音の好みや用途に合うかどうかを考えながら、最適なギターを選んでください。
キャッツアイギターの評判と魅力の総括
- キャッツアイギターは1970年代に東海楽器が立ち上げたブランド
- Martinの影響を受けつつ、日本独自の技術で高品質なギターを製造
- トップ材にスプルース単板を使用したモデルが多く、豊かな響きを持つ
- 中低音の厚みが特徴で、温かみのあるサウンドが魅力
- モデルによって音質のばらつきがあり、個体差に注意が必要
- ネックが握りやすく、初心者にも弾きやすい設計のモデルが多い
- 価格の割に作りがしっかりしており、コストパフォーマンスが高い
- 高音の抜け感は控えめで、煌びやかなサウンドを求める人には向かない
- 中古市場が中心で、1970〜80年代製のヴィンテージモデルが人気
- CE-300やCE-400はエントリーモデルながら本格的なサウンドを持つ
- シリアルナンバーから製造年を特定でき、仕様の違いを見極めるのが重要
- Martinと比較すると価格が手頃で、音質のバランスも良い
- 弾き語りやフォークソングなどのジャンルに特に適している
- 国内では比較的知名度が低いため、他のギタリストと被りにくい
- 新品ではほぼ流通しておらず、購入時はコンディションの確認が必須