アトリエZは、高品質な国産ギター・ベースブランドとして多くのプロミュージシャンに支持されています。しかし、一方で嫌いと感じる人も一定数存在します。その理由は、音の特徴や演奏性、デザインなど、さまざまな要因によるものです。
特に「音が硬すぎる」「抜けが悪い」といった意見はよく聞かれます。逆に、そのクリアなサウンドを高く評価するプレイヤーも多く、使用アーティストのスタイルやジャンルによって好みが分かれる傾向にあります。
本記事では、アトリエZとはどのようなブランドなのかを解説し、その評価が分かれる理由について詳しくご紹介します。さらに、アトリエZが合わないと感じる人に向けたおすすめモデルも紹介するので、購入を検討している方や、すでに使用しているものの違和感を抱えている方にとって役立つ内容となるでしょう。
アトリエZが嫌いな人の共通点
- アトリエZが嫌いな人の共通点とは?
- アトリエZとは?特徴と歴史
- アトリエZのベースの特徴
- アトリエZのベースの評価
- ベースの音抜けが悪い?
- ピックガードの厚みは?
アトリエZが嫌いな人の共通点とは?
アトリエZのベースやギターは、プロミュージシャンを中心に多くの支持を集めている一方で「自分には合わない」「好きになれない」と感じる人も一定数存在します。その理由はさまざまですが、主に以下のような共通点が見られます。
1. ヴィンテージサウンドを好む人
アトリエZの楽器は、モダンなサウンド傾向が強く、特にクリアで抜けの良い音が特徴です。しかし、昔ながらのヴィンテージサウンドや温かみのあるトーンを求める人にとっては、少し硬質すぎると感じることがあります。
例えば、フェンダーのヴィンテージ系ベースに見られるような「枯れた音」や「太く温かみのある低音」を好むプレイヤーにとって、アトリエZの音はシャープすぎると感じられることがあります。特に、指弾きメインでふくよかな音を求める人は、アトリエZのアタックの強いサウンドが自分の演奏スタイルに合わないと感じることが多いようです。
2. パッシブベースを好むプレイヤー
アトリエZのベースには、アクティブサーキットを搭載したモデルが多く存在します。アクティブ回路によって、イコライザー調整が細かくできる点はメリットですが、一方で、シンプルなパッシブベースの「自然な鳴り」を好む人には不向きに感じることがあります。
アクティブベースは電池を必要とするため、電池交換の手間や、バッテリー切れのリスクが気になる人も少なくありません。また、アクティブ回路を使わないと本来の音の良さが発揮しづらいと感じることもあり、ベース本来の鳴りを活かしたプレイを好む人には受け入れにくい側面もあります。
3. スラップ奏法をあまり使わない人
アトリエZのベースはスラップ奏法との相性が非常に良く、バキッとした音抜けの良いサウンドが特徴です。しかし、スラップをほとんど使わない、もしくは指弾きやピック弾きをメインにするプレイヤーにとっては、スラップ向けに設計された特徴が逆に不要に感じることがあります。
また、アトリエZの音の輪郭のはっきりした特性が、指弾きで求める「まとまりのある低音」とは異なるため、温かみのある丸い低音を重視するプレイヤーには向いていないことがあります。
4. ナチュラルな見た目や質感を重視する人
アトリエZの楽器は、一般的なヴィンテージ系のデザインと比べて、モダンでシャープな印象を持つモデルが多いです。また、仕上げが非常に精巧である一方で、工業製品的なクリーンさを感じることもあり、「使い込むほど味が出る楽器」を求めるプレイヤーには、やや無機質に感じられることがあります。
たとえば、ラッカー塗装のエイジド加工(使い込まれた風合いの加工)が施された楽器を好む人にとって、アトリエZの仕上げの美しさが逆に「新品感が強すぎる」と感じられることもあります。
5. 価格とコストパフォーマンスを重視する人
アトリエZの楽器は品質が高い分、価格も決して安くありません。特に初心者やアマチュアプレイヤーにとっては、「他のメーカーの楽器と比べて割高に感じる」と思う人も少なくないでしょう。
また、フェンダーUSAや日本製のハイエンドモデルと比較すると、リセールバリュー(中古市場での価値)がやや低い傾向があるため、頻繁に買い替えを考えるプレイヤーには不向きに感じられることがあります。
6. 汎用性の高さを求める人
アトリエZの楽器は、特定のサウンドキャラクターが強いことが魅力である一方、逆に「どんなジャンルにも対応できる万能な楽器」とは言いづらい部分があります。特に、ジャズやブルース、クラシックロックなど、温かみのあるトーンを重視するジャンルでは、アトリエZの特徴的な音がやや異質に感じられることもあります。
そのため、1本の楽器で幅広いジャンルをカバーしたい人や、極端なサウンドキャラクターを求めない人にとっては、選択肢から外れることがあるでしょう。
アトリエZとは?特徴と歴史
アトリエZは、日本のギター・ベースメーカーであり、高品質な楽器を製造することで知られています。特にベーシストの間では人気が高く、多くのプロミュージシャンが愛用しているブランドです。その設計には、精密なクラフトマンシップが生かされており、演奏性や音のクオリティにおいて高い評価を得ています。
アトリエZの歴史は1989年に遡ります。このブランドは、もともと東京都渋谷区の楽器工房からスタートし、カスタムギターやベースの製作を手掛けることで注目を集めました。初期の頃からプレイヤーの要望に応えるためのカスタムオーダーを積極的に受け付け、演奏スタイルやジャンルに合わせた調整が可能な点が特徴でした。その結果、特にプロミュージシャンからの信頼が厚く、ライブやレコーディングで使用される機会が増えていきました。
アトリエZの楽器は、設計面でもこだわりが光ります。ボディ材にはアルダーやアッシュといった木材を使用し、ネックはメイプル材を採用することが一般的です。これにより、音の立ち上がりが良く、明るくヌケのいいサウンドを実現しています。また、パーツにも高品質なものを採用しており、特にブリッジやピックアップは耐久性や音質に優れたものを厳選しています。
一方で、アトリエZの楽器は個性的な特徴を持っているため、プレイヤーによっては好みが分かれることもあります。その理由の一つとして、出音のクリアさが挙げられます。アトリエZのベースやギターは、高域がはっきりとしたサウンドを持っており、音抜けが良い反面、温かみのあるトーンを求める人には向かないこともあります。そのため、ジャズやブルースよりも、ファンクやロック、ポップスなど、明瞭なサウンドが求められるジャンルで活躍することが多いです。
このように、アトリエZは職人技が生み出す高品質な楽器を提供し、プロからの支持を得てきたブランドです。その一方で、独特のサウンドキャラクターがあるため、プレイヤーの好みや演奏ジャンルによって評価が分かれる側面もあります。
アトリエZのベースの特徴
アトリエZのベースは、その明瞭なサウンドと高い演奏性によって、多くのプロベーシストに支持されています。日本のクラフトマンシップが生かされた設計と、パーツの選定にこだわった高品質な作りが特徴です。特に、スラップ奏法や指弾きにおいて、クリアな音抜けとパワフルな低音を実現する点が評価されています。
1. 明瞭でアタックの強いサウンド
アトリエZのベースは、全体的に輪郭のはっきりした音が特徴です。特に高域がしっかりと出るため、スラップ奏法での「バキッ」とした抜けの良いサウンドが得られます。このため、ファンクやフュージョン、ロックといったジャンルで活躍することが多く、リズム隊としての存在感を際立たせることができます。
また、ピックアップの配置や電装系にも工夫が施されており、ミドルからハイの音域にかけて非常にクリアな音質が特徴です。これにより、バンドアンサンブルの中でも埋もれず、他の楽器とバランスを取りながらも主張できるサウンドを実現しています。
2. アクティブサーキット搭載で多彩な音作り
アトリエZのベースの多くには、アクティブサーキット(プリアンプ)が搭載されており、幅広い音作りが可能です。ベース本体に内蔵されたプリアンプによって、ベース側のコントロールで積極的に音質を調整できるため、演奏の現場に合わせた柔軟なセッティングが可能になります。
特に、イコライザー機能によって、低音の強調や高音のカットが細かく調整できるため、指弾き・スラップ・ピック弾きといった奏法ごとに最適なサウンドを作ることができます。また、パッシブモードに切り替えることもできるモデルが多いため、ナチュラルなベーストーンを好むプレイヤーにも対応できる点が魅力です。
3. 高品質な木材と精密な設計
アトリエZのベースは、使用される木材にもこだわりがあります。ボディ材にはアルダーやアッシュが採用されることが多く、それぞれ異なるサウンド特性を持っています。アルダー材はバランスの取れた音色が特徴で、どんなジャンルでも使いやすい万能な特性を持っています。一方で、アッシュ材のボディは、高域の抜けが良く、スラップ奏法などでよりアタック感の強いサウンドを出したい場合に適しています。
また、ネックにはメイプルが多く採用されており、剛性の高さと音の立ち上がりの良さが特徴です。さらに、指板にはメイプルやローズウッドが使われており、それぞれの素材によって音のキャラクターが変わります。メイプル指板はシャープでブライトなサウンドを、ローズウッド指板は暖かみのある落ち着いた音を生み出します。
4. 使いやすい設計と演奏性の高さ
アトリエZのベースは、演奏しやすさにも優れています。ネックの形状はプレイヤーの手になじみやすいよう設計されており、スムーズな運指が可能です。また、フレットの仕上げやネックの厚みなども細かく調整されており、弾き心地の良さが感じられます。
さらに、ブリッジやナットなどのパーツも高品質なものが採用されているため、チューニングの安定性が高く、ライブやレコーディングでも信頼性の高いパフォーマンスを発揮します。これにより、長時間の演奏でもストレスなくプレイすることができ、プロミュージシャンだけでなく、趣味で演奏するプレイヤーにとっても魅力的なポイントとなっています。
5. 幅広いジャンルに対応可能
アトリエZのベースは、主にファンクやフュージョン系のプレイヤーに人気がありますが、ポップスやロック、さらにはジャズの分野でも使用されています。アクティブサーキットによる柔軟な音作りが可能なため、幅広い音楽ジャンルに対応できるのが強みです。
ただし、そのクリアな音質やアタックの強さが特徴であるため、ヴィンテージライクな柔らかいトーンを求めるプレイヤーには少し硬質に感じられることもあります。そのため、好みや演奏スタイルによっては、より温かみのあるトーンの楽器を選ぶ人もいるでしょう。
アトリエZのベースの評価
アトリエZのベースは、プロミュージシャンからアマチュアまで幅広い層に支持されており、高品質な国産ブランドとして知られています。その評価は、音質や演奏性、デザインなどさまざまな観点から分かれています。ここでは、アトリエZのベースに対する一般的な評価について、良い点と悪い点の両方を詳しく解説します。
良い評価
1. ハイファイでクリアなサウンド
アトリエZのベースは、音の輪郭がはっきりしており、特にスラップ奏法との相性が良いと評価されています。これは、アクティブサーキットを搭載したモデルが多く、EQの調整幅が広いため、好みに応じた音作りがしやすいことが理由です。バンドの中でも埋もれにくく、シャープなサウンドを求めるプレイヤーに向いています。
2. 高い工作精度と安定性
国産ブランドならではの精巧な作りも、アトリエZのベースが評価される理由の一つです。ネックの安定性が高く、トラスロッドの調整がしやすいため、長期間にわたって快適な演奏が可能です。さらに、ボディの仕上げやパーツの精度も高く、楽器としてのクオリティが優れている点が多くのプレイヤーに支持されています。
3. スラップ奏法に最適な設計
アトリエZのベースは、スラップ向けのセッティングが施されているモデルが多く、特に「M#シリーズ」はスラッププレイヤーに人気です。アクティブサーキットによる明瞭な高音域と、バランスの取れた低音域の組み合わせが、ファンキーなフレーズやリズミカルな演奏を際立たせます。
悪い評価
1. 音が硬すぎると感じるプレイヤーもいる
アトリエZのベースは、クリアでシャープなサウンドが特徴ですが、一部のプレイヤーにとっては「硬すぎる」「冷たい」と感じることもあります。特に、ヴィンテージ系の温かみのあるサウンドを求める人にとっては、ややドライな音質に感じるかもしれません。
2. 価格が高めである
アトリエZのベースは品質が高い分、価格帯もそれなりに高めに設定されています。特に、プロ向けのモデルは20万円を超えることが多く、初心者や予算が限られている人にとっては手が出しにくい価格帯です。そのため、コストパフォーマンスを重視する人には、やや選びにくい楽器かもしれません。
3. パッシブモデルの選択肢が少ない
アトリエZのベースは、アクティブ回路を搭載したモデルが主流のため、パッシブベースを好むプレイヤーには選択肢が限られます。パッシブ特有のナチュラルなトーンを求める人にとっては、少し物足りないと感じることもあるでしょう。ただし、一部パッシブ仕様のモデルも存在するため、事前に試奏して確認するのがベストです。
ベースの音抜けが悪い?
アトリエZのベースは、プロミュージシャンにも愛用されるほどの高い品質を誇りますが、「音抜けが悪い」と感じる人もいます。これは、楽器の特性やプレイヤーの好みによる部分が大きいため、実際の音の抜けに関する評価を詳しく解説していきます。
1. アクティブ回路の影響
アトリエZのベースは、多くのモデルにアクティブ回路が搭載されています。アクティブ回路は、音の明瞭さや音圧を向上させる一方で、特定の帯域を強調しすぎることがあります。その結果、バンドの中で埋もれるように感じたり、他の楽器とのバランスが取りにくくなったりすることがあります。特に、ミドルレンジの強調具合によって、音が前に出にくいと感じるプレイヤーもいるでしょう。
2. ピックアップの特性
アトリエZのベースは、クリアなサウンドを重視したピックアップが搭載されているため、音の輪郭がはっきりしています。しかし、温かみのある中低音を重視するプレイヤーにとっては「軽すぎる」「スカスカに聞こえる」と感じることもあります。特に、指弾きをメインとするベーシストの場合、アンサンブルの中で音抜けが悪いと感じることがあるかもしれません。
3. 弦の選択やセッティングによる影響
楽器自体の音抜けだけでなく、弦の種類やセッティングの影響も無視できません。アトリエZのベースは、比較的タイトなサウンドが特徴のため、太めの弦やフラットワウンド弦を使用すると、より音がこもりやすくなります。また、アクションが低すぎると、振動が制限されてしまい、結果的に音の響きが抑えられることもあります。
4.音抜けを改善するための工夫
アトリエZのベースを使用しているが音抜けに悩んでいる場合、以下の方法を試すことで改善される可能性があります。
- EQの調整:アクティブ回路のミドルを適度にカットし、トレブルを少し持ち上げると、音が抜けやすくなります。
- ピックアップの高さ調整:フロントとリアのピックアップバランスを見直し、音の厚みをコントロールすることも重要です。
- 弦の変更:スチール弦や明るめのトーンが特徴の弦を選ぶことで、音の輪郭がはっきりする場合があります。
- 演奏スタイルの見直し:ピック弾きを試す、右手の位置をブリッジ寄りにするなど、演奏方法を変えることで音抜けが改善されることもあります。
ピックガードの厚みは?
アトリエZのピックガードは、一般的な市販のピックガードと比較してやや厚みがあることが特徴です。多くのモデルで使用されているピックガードの厚みは、約3mm前後とされ、これは標準的な1.5mm~2.0mmのピックガードと比較するとかなりしっかりとした作りになっています。
この厚みがもたらす影響として、まず剛性が高くなる点が挙げられます。薄いピックガードは演奏中にわずかにしなったり、強くピックを当てた際に振動が伝わりやすくなることがありますが、アトリエZのピックガードはそのような影響を最小限に抑える設計になっています。
また、ピックガードの厚みは見た目にも影響を与えます。厚みがあることでエッジ部分が際立ち、高級感のある仕上がりになります。特に、クリアピックガードやパール柄のものでは、層の違いがはっきりとわかるため、デザイン性の向上にも寄与しています。
ただし、ピックガードが厚いことによるデメリットも考えられます。例えば、弦高の低いセッティングを好むプレイヤーにとっては、ピッキングの際に指がピックガードに当たりやすくなることがあり、弾き心地に影響を与える可能性があります。また、ピックガードが厚くなることで、ネジの長さが適切でない場合、取り付けの際にボディとのフィット感に違和感を感じることもあります。
このように、アトリエZのピックガードは厚みがあることで耐久性やデザイン性が向上する一方で、演奏スタイルによっては違和感を感じることがあるかもしれません。そのため、購入を検討する際は、自分のプレイスタイルや好みに合った仕様かどうかを確認することが重要です。
アトリエZが嫌いな人に向く他のメーカー
- アトリエZのおすすめモデル
- アトリエZが苦手な人に向く他メーカー
- アトリエZの使用アーティスト一覧
アトリエZのおすすめモデル
アトリエZは、プロミュージシャンからアマチュアまで幅広い層に支持されている国産ブランドです。その魅力は、精巧な作りとハイファイなサウンドにあり、特にベースはスラップ奏法に適した設計が多いことで知られています。しかし、モデルによって音のキャラクターや仕様が異なるため、選び方を理解しておくことが重要です。ここでは、おすすめのモデルとその選び方について詳しく解説します。
アトリエZには数多くのラインナップがありますが、特に人気のある代表的なモデルを紹介します。
1. M#シリーズ(M#265、M#245など)
特徴:
- アトリエZの定番モデルで、多くのプロも使用
- アクティブサーキット搭載で、音の輪郭がはっきり
- ジャズベーススタイルのボディシェイプで汎用性が高い
おすすめポイント:
M#シリーズは、ハイエンドなベースとして非常に評価が高く、特にスラップ奏法を多用するプレイヤーに向いています。EQの調整幅が広く、ライブやレコーディングでも扱いやすいのが特徴です。
2. Betaシリーズ(Beta-5、Beta-6など)
特徴:
- 5弦や6弦モデルが多く、幅広い音域に対応
- ディープカット加工により高音域の演奏がしやすい
- スルーネック構造のモデルもあり、サステインが豊富
おすすめポイント:
Betaシリーズは、特に多弦ベースを求めるプレイヤーに最適です。テクニカルなプレイを重視する場合や、プログレッシブな音楽ジャンルを演奏する際に重宝されます。
3. JHJシリーズ
特徴:
- ジャズベースとプレシジョンベースのハイブリッド仕様
- フロントにプレシジョンタイプのピックアップを搭載
- 太く力強い低音とシャープな高音のバランスが取れる
おすすめポイント:
JHJシリーズは、プレシジョンベースの太い音とジャズベースの明瞭な音を両立したモデルです。ロックやファンク、ポップスなど、幅広いジャンルに適応できるため、1本で多様なスタイルに対応したい人に向いています。
アトリエZが苦手な人に向く他メーカー
アトリエZのベースは、クリアでモダンなサウンドや高精度な作りが特徴ですが、「自分には合わない」と感じる人もいます。特に、ヴィンテージライクな音を求める人や、柔らかく温かみのあるトーンを好む人には、アトリエZのベースは硬質すぎると感じることがあるでしょう。ここでは、アトリエZが苦手な人に向いている可能性のある他メーカーを紹介します。
1. フェンダー(Fender)
フェンダーのベースは、ヴィンテージ系のサウンドを求める人におすすめです。特に、プレシジョンベース(PB)やジャズベース(JB)は、ウォームなトーンとナチュラルな音の広がりが特徴です。アトリエZのシャープなサウンドに違和感を感じる人には、フェンダーの丸みのある音がフィットするかもしれません。
また、パッシブ仕様が主流のため、シンプルなコントロールで扱いやすく、ジャンルを問わず幅広い音作りが可能です。特に、60年代や70年代のフェンダーモデルは、深みのあるサウンドが特徴で、アンサンブルの中でも馴染みやすい傾向があります。
2. サドウスキー(Sadowsky)
サドウスキーは、フェンダーをベースにしながらも、モダンなアプローチを取り入れたブランドです。アクティブ回路を搭載しつつも、自然なトーンを維持しているため、アトリエZの硬質なサウンドが苦手な人にとって、よりバランスの取れた選択肢になるでしょう。
特に、ニューヨーク製のモデルは、ウォームで太い低音とスムーズな高音が特徴で、指弾きやピック弾きのどちらにも対応しやすいベースです。
3. バッカス(Bacchus)
国産ブランドのバッカスは、コストパフォーマンスに優れたベースを提供しています。アトリエZと同じく国産のブランドですが、バッカスのベースは、比較的オーガニックでナチュラルなサウンドを重視しているモデルが多いです。
特に、WOODLINEシリーズは、パッシブ仕様のモデルも多く、アトリエZのモダンな音が合わないと感じる人には、より自然なトーンが魅力的に映るかもしれません。価格帯も比較的手頃で、初心者から上級者まで幅広く使える点も魅力です。
4. ムーン(Moon)
ムーンのベースも、アトリエZと同様に国産ブランドですが、よりヴィンテージライクな音色を意識したモデルが多いのが特徴です。特に、JBタイプのベースは、丸みのあるサウンドと温かみのある低音が特徴で、アトリエZのシャープなサウンドが苦手な人に向いています。
また、ボディの木材選びにもこだわっており、ナチュラルな響きを重視したいプレイヤーに適したブランドと言えるでしょう。
アトリエZの使用アーティスト一覧
アトリエZの楽器は、国内外の多くのプロミュージシャンに愛用されています。特に、日本の音楽シーンでは、ジャズ、フュージョン、ポップス、ロックなど幅広いジャンルのアーティストがアトリエZのベースやギターを使用しています。
代表的な使用アーティストとして、以下のようなミュージシャンが挙げられます。
- 須藤満(すどう みつる)
T-SQUAREの元ベーシストで、テクニカルなスラップ奏法が特徴。アトリエZのベースを使用し、ハイファイでクリアなサウンドを活かしたプレイが魅力。
- 亀田誠治(かめだ せいじ)
椎名林檎や東京事変などで活躍する音楽プロデューサー兼ベーシスト。スタジオワークでもアトリエZのベースを使用し、楽曲のグルーヴを支えるサウンドを生み出している。 - 日野JINO賢二(ひの じの けんじ)
国内外で活躍するベーシストで、アトリエZのクリアなサウンドを活かしたフレーズが特徴。ファンクやR&Bの要素を取り入れた演奏が魅力。
アトリエZの楽器は、ライブやレコーディングでの使用実績も多く、国内のトップセッションミュージシャンの間でも高く評価されています。特に、スラップ奏法を多用するベーシストには、アトリエZの音の輪郭のはっきりしたサウンドが支持される傾向があります。
引用元:アトリエZ公式サイト
アトリエZが嫌いな人が感じる違和感とは
- アトリエZはモダンなサウンドでヴィンテージ系の音を求める人には合わない
- クリアで抜けの良い音が特徴だが、温かみのあるトーンを求める人には硬質に感じられる
- アクティブ回路搭載が多く、パッシブベースを好む人には不向き
- スラップ奏法向けの設計が多く、指弾き主体のプレイヤーには扱いにくい
- デザインがシャープで無機質に感じることがあり、ヴィンテージ感を好む人には合わない
- 価格が高めで、初心者やコストパフォーマンスを重視する人には手が出しにくい
- どんなジャンルにも対応できる万能な楽器ではなく、用途が限定される
- 音が硬く冷たいと感じる人もおり、柔らかい低音を求めるプレイヤーには合わない
- ピックガードの厚みがあり、演奏時に違和感を覚えることがある
- フェンダーやバッカスなどのヴィンテージ系ブランドを好む人には向かない
- リセールバリューが低めで、頻繁に楽器を買い替える人には不利
- アンサンブルの中で音が抜けにくいと感じることがあり、調整が必要になることがある
- EQ調整が細かく可能だが、ナチュラルな音のまま使いたい人には不便
- 多くのプロミュージシャンが使用しているが、個性が強いため万人向けではない
- ジャズやブルースよりもロックやファンク向けの音作りになっている