ギター選びをする際に「LAGギターの評判」が気になる方も多いのではないでしょうか。LAGギターとは、フランス発のブランドで、洗練されたデザインとコストパフォーマンスの高さが特徴のギターです。国内での知名度はまだそれほど高くありませんが、ヨーロッパやアメリカでは多くのギタリストに愛用されています。
LAGギターの魅力は、豊富な種類と高品質な素材を使用したサウンドにあります。特に、エントリーモデルでも単板トップを採用しており、初心者から中級者まで満足できる仕様になっています。デザイン面でも、個性的なヘッドやボディの装飾が特徴的で、見た目にもこだわりたい方におすすめのブランドです。
この記事では、LAGギターの種類や特徴、さらにおすすめのモデルについて詳しく解説します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
LAGギターの評判は?魅力と特徴を徹底解説
- LAGギターはフランス発の人気ブランド
- LAGギターの評判
- LAGギターの特徴
- 弦高はどのくらい?
LAGギターはフランス発の人気ブランド
LAGギターは、1981年にフランスで誕生したギターブランドです。ミュージシャンであり、ギター製作家でもあるミシェル・ラグ氏によって設立され、当初はエレキギターやエレキベースを中心に展開していました。しかし、1997年にアコースティックギターをラインナップに加えて以降、現在ではアコースティックギターの評価が特に高く、多くのギタリストに愛されています。
一方で、日本ではまだ知名度がそれほど高くなく、ヤマハやモーリスといった国内メーカーと比べると認知度は低めです。しかし、ヨーロッパやアメリカではすでに人気のあるブランドであり、デザイン性の高さやコストパフォーマンスの良さが注目されています。
LAGギターの特徴として、フランスならではの洗練されたデザインと、価格に見合わない高品質な素材の使用が挙げられます。特に、ボディのエッジ部分が滑らかに仕上げられていることや、サウンドホール周りに木材を使った装飾が施されている点など、細部にこだわった作りが魅力です。また、エレアコモデルも豊富で、初心者から中級者まで幅広い層に支持されています。
LAGギターは「見た目にこだわりたい」「個性的なデザインのギターが欲しい」と考えている人にとって、非常に魅力的な選択肢の一つとなるでしょう。
LAGギターの評判
音質
音質面では、単板トップの採用が大きなポイントとなります。LAGのギターはエントリーモデルでもスプルースやレッドシダーといった単板材を使用しており、響きが豊かで立体感のあるサウンドを生み出します。この価格帯のギターでは合板が使われることが一般的ですが、LAGは単板にこだわることで、ワンランク上の音質を実現しています。スプルーストップのモデルは明るく抜けの良い音色が特徴で、レッドシダートップのギターは温かみがあり、指弾きでも心地よい響きを感じることができます。
また、LAGギターのサウンドは繊細なニュアンスをしっかりと表現できる点も魅力の一つです。アコースティックギターは、弾き方やピックの当て方によって音の表情が変わりますが、LAGのギターはその違いを明瞭に伝えてくれます。そのため、初心者から中級者、さらにはライブやレコーディングを行うプレイヤーまで幅広い層に適しています。
値段
コストパフォーマンスの面では、価格に対する仕様の充実度が際立っています。例えば、T70Aのようなエントリーモデルでも表板は単板仕様であり、上位モデルに使われるような上質な木材が採用されています。また、サテン仕上げのネックや滑らかなボディエッジ加工など、細部にまでこだわりが見られる点も高く評価されています。同じ価格帯の他ブランドと比較しても、LAGギターの仕上がりは優れており、「コスパの良いアコギ」として注目されている理由がよくわかります。
ただし、一部のユーザーからは「低価格モデルはやや低音が軽い」「特定のジャンルには向かない」といった声もあります。特に、ボディが小ぶりなモデルでは低音の厚みが物足りなく感じることがあるため、ドレッドノートサイズなどの大きめのモデルを選ぶとよりバランスの取れた音質が得られます。この点を理解した上で、自分のスタイルに合ったモデルを選ぶとよいでしょう。
デザイン
LAGギターは、その独自性のあるデザインが多くのギタリストから高く評価されています。一般的なアコースティックギターとは一線を画すスタイリッシュなルックスが特徴で、「一目惚れして購入した」という声も少なくありません。
まず、ヘッドのデザインが特徴的です。LAGギターのヘッドは、中央部分とペグ部分に段差がついた独特な形状をしており、立体的でモダンな雰囲気を醸し出しています。また、「LAG」のロゴは白木を埋め込む形で施されており、木目の美しさが際立つデザインとなっています。このような細部へのこだわりが、LAGのデザイン性の高さを物語っています。
ボディの見た目にも個性があります。特に、サウンドホール周りには木材を使用した装飾が施されており、通常のアコースティックギターに見られるプラスチック製のリングとは一線を画すナチュラルな雰囲気を演出しています。さらに、ボディのエッジ部分が滑らかに加工されているため、抱えたときのフィット感も良く、見た目だけでなく実用性の面でも優れています。
また、LAGギターはカラーバリエーションも豊富で、ナチュラルカラーだけでなく、ブラックやサンバーストなどの選択肢があります。特に、日本限定モデルのブラックサテン仕上げは、シンプルながらも高級感があり、多くのユーザーから人気を集めています。
デザイン面では非常に魅力的なLAGギターですが、一部のユーザーからは「個性的すぎて好みが分かれる」との意見もあります。クラシックなアコースティックギターのデザインを好む人にとっては、LAGのモダンなデザインが少し異質に感じられるかもしれません。この点は好みによる部分が大きいですが、個性的なルックスを求める人にとっては、LAGギターは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
耐久性
LAGギターは、耐久性や品質の面でも高い評価を受けています。特に、価格帯を考慮すると非常にしっかりとした作りになっており、長期間にわたって安定した演奏が可能です。
まず、ボディの仕上げに関しては、細かい部分まで丁寧に処理されており、価格以上のクオリティを感じることができます。特に、ボディのエッジが滑らかに処理されている点は、他のブランドと比較しても珍しく、演奏時の快適さを向上させています。
また、ネックの強度も十分に確保されており、過度な湿度変化や温度変化に対しても比較的安定しています。ただし、これは適切なメンテナンスが前提となるため、定期的な調整や保管環境には注意が必要です。
一方で、低価格帯のモデルに関しては、ブリッジやナットの素材がプラスチック製であることがあり、経年劣化による影響が出やすい点はデメリットとして挙げられます。ただし、この点は後からパーツを交換することで対応可能です。
LAGギターの特徴
LAGギターの最大の特徴は、デザインの美しさと演奏性の高さを両立している点です。一般的なアコースティックギターとは一線を画す洗練されたルックスが特徴で、シンプルでありながらも個性的な雰囲気を持っています。
特に、ヘッドのデザインは独特で、中央部分とペグの部分に段差がついた構造になっています。この立体的なデザインが、LAGギターならではの高級感を演出しています。また、ロゴ部分には白木のインレイが施されており、細部までこだわった作りになっているのが魅力です。
ボディの仕上げにも特徴があります。一般的なアコギではプラスチックのバインディングが使われることが多いですが、LAGギターは木材を用いたウッドバインディングを採用しています。このため、自然な木の風合いが感じられるだけでなく、高級感のある仕上がりとなっています。また、サウンドホール周りの装飾にも木材が使われており、細部まで統一感のあるデザインになっています。
機能面では、弾きやすさを重視した設計が特徴です。例えば、ボディのエッジが丸く加工されているため、演奏時に腕が痛くなりにくく、長時間のプレイでも快適です。さらに、ネックは比較的薄めのCシェイプが採用されており、初心者でも握りやすくなっています。
また、LAGギターにはエレアコモデルも豊富に揃っており、ピックアップシステムには「Stage-LAG」などの専用プリアンプが搭載されています。これにより、ライブ演奏やレコーディング時にも安定したサウンドを出すことができます。
このように、LAGギターはデザイン性だけでなく、演奏のしやすさや機能面でも優れたギターとして高く評価されています。
弦高はどのくらい?
LAGギターの弦高は、モデルによって異なりますが、一般的に初心者にも扱いやすい設定になっています。特に、エントリーモデルでも比較的低めの弦高に調整されているため、押さえやすく、コードチェンジもスムーズに行えます。
例えば、T70Aの標準設定では6弦の12フレット上で2.5mm前後、1弦側では2.0mm程度となっており、初心者でも負担を感じにくい仕様です。また、カスタマイズ次第でさらに低くすることも可能ですが、極端に下げると音詰まりのリスクがあるため注意が必要です。
弦高のバランスが取れているため、指弾きでもピック弾きでも快適に演奏でき、初心者から上級者まで幅広く対応できる仕様となっています。
LAGギターの評判とおすすめのモデル
- LAGギターの種類と初心者におすすめのモデル
- LAGギターはどこで買える?
LAGギターの種類と初心者におすすめのモデル
LAGギターは、フランス発のブランドとして独自のデザイン性と高いコストパフォーマンスを兼ね備えています。特に、アコースティックギターの「Tramontane(トラモンタン)」シリーズは、初心者から中級者、さらにはライブやレコーディング用途の上級者まで幅広い層に対応するラインナップを展開しています。
LAGギターのシリーズは、大きく分けてエントリーモデル、ミドルクラス、上位モデルに分類できます。それぞれのシリーズには、音質やデザイン、演奏性に特徴があり、用途に応じた選択が可能です。
エントリーモデル(初心者向け)
初心者が最初の1本として選ぶなら、T-70シリーズが最適です。このシリーズは、手頃な価格ながらスプルース単板トップを採用しており、豊かな響きと音の伸びを実現しています。
- T-70A:シンプルで扱いやすく、明るい音色が特徴。初めてアコースティックギターを手にする人に適しています。
- T-70ACE:T-70Aと同じスペックながら、エレアコ仕様でアンプを通して演奏可能。ライブ演奏を視野に入れている初心者におすすめです。
また、もう少しグレードを上げたい場合は、T-88シリーズが選択肢に入ります。T-70シリーズと比較して、サイド&バックにトロピカルカヤを採用し、明るく抜けの良い音色が特徴です。
- T-88A:T-70Aの上位モデルとして、よりクリアで豊かなサウンドを提供。初心者だけでなく、長く使える1本を探している中級者にも適しています。
さらに、指弾きを好む初心者には、T-98シリーズが適しています。
- T-98A:ボディ全体にダークブラウンカヤを採用し、温かみのある優しい音色が特徴。フィンガーピッキング向きで、繊細な表現を求める人に適しています。
ミドルクラス(中級者向け)
初心者からのステップアップを考えている人には、T-118シリーズが候補となります。
- T-118A:トップにレッドシダー単板を採用し、スムーズで広がりのあるサウンドを生み出します。ボディの外周にはマホガニーの装飾が施され、高級感のあるデザインが魅力です。
- T-118ACE:エレアコ仕様で、ライブパフォーマンスや録音にも対応可能。
また、ライブ演奏やレコーディングを想定している場合は、T-170ACEのようなエレアコモデルが選択肢に入ります。カッタウェイデザインによりハイポジションへのアクセスがしやすく、演奏の幅が広がります。
選び方とポイント
初心者がギターを選ぶ際に重視すべきポイントは、弾きやすさ・音質・価格のバランスです。LAGギターは、どのモデルも比較的弦高が低めに設定されており、初心者でもコードが押さえやすくなっています。また、ネックが薄めで握りやすいため、手の小さい人でも無理なく演奏できます。
特に、LAGのギターはボディのエッジ部分が滑らかに処理されており、長時間の演奏でも腕への負担が少なくなるように設計されています。さらに、デザイン面でも独自の木材装飾や美しいヘッドデザインが施されており、見た目にもこだわる人にとって魅力的な選択肢となります。
LAGギターはどこで買える?
LAGギターは、日本国内では一部の楽器店やオンラインショップで購入できます。知名度が高まってきたとはいえ、まだ大手メーカーのギターと比べると取り扱い店舗は限られているため、事前にどこで購入できるのかを把握しておくことが重要です。
楽器店での購入
LAGギターを取り扱っている実店舗として代表的なのが、**下倉楽器(御茶ノ水本店など)**です。特に、下倉楽器はLAGの取り扱いが豊富で、日本国内では手に入りにくい限定モデルも販売されています。実際に試奏ができるため、音質や弾き心地を確かめた上で購入を検討できるのがメリットです。
また、その他の楽器店でもLAGギターを取り扱っていることがありますが、すべての店舗に在庫があるわけではありません。そのため、大手楽器店(島村楽器、山野楽器など)に事前に問い合わせをして、在庫の有無を確認することをおすすめします。
オンラインショップでの購入
LAGギターは、オンラインでも購入可能です。特に、以下の通販サイトでは、幅広いモデルを取り扱っています。
- Amazon:定番モデルが揃っており、価格も比較的安定しています。
- 楽天市場:セールやポイント還元を活用すれば、お得に購入できる場合があります。
- Yahoo!ショッピング:さまざまな楽器店が出品しており、選択肢が広いです。
- 下倉楽器の公式通販サイト:国内限定モデルや特別なセット販売があることもあります。
オンライン購入のメリットは、自宅にいながら好きな時間に注文できる点です。また、価格比較がしやすいため、最も安く購入できるショップを選ぶことも可能です。ただし、試奏ができないため、音の違いや弾き心地を事前に確認できない点には注意が必要です。
店舗購入とオンライン購入の違い
楽器店での購入
✔ 実際に試奏ができる
✔ 店員に相談しながら選べる
✔ 調整やメンテナンスのアドバイスを受けられる
✖ 取り扱い店舗が少ない
オンライン購入
✔ 自宅で手軽に注文できる
✔ 価格比較がしやすい
✔ 限定モデルや割引を活用できる
✖ 試奏ができない
✖ 返品や交換の対応が店舗によって異なる
LAGギター評判の総括と魅力
- LAGギターはフランス発のブランドで、デザイン性が高い
- 1981年に設立され、アコースティックギターの評価が高い
- 日本での知名度はまだ低いが、海外では人気がある
- エントリーモデルでも単板トップを採用し、音質に優れる
- スプルースは明るい音、レッドシダーは温かみのある音が特徴
- 価格帯に対してクオリティが高く、コスパが良い
- ユーザーからは「低音が軽め」との意見もある
- 独自のヘッドデザインや木材装飾が特徴的
- サウンドホール周りにも木材を使用し、高級感がある
- 弦高は比較的低めで、初心者でも押さえやすい
- エレアコモデルも豊富で、ライブや録音にも適している
- ボディのエッジが滑らかで、長時間の演奏でも快適
- 低価格帯のモデルはブリッジやナットの素材がプラスチック製
- 日本では下倉楽器やオンラインショップで購入可能
- 店舗では試奏ができ、オンラインは価格比較がしやすい