ベースのピック弾きは「ダサい」と言われることがあるが、本当にそうなのだろうか。ピック弾きと指弾きの違いや、それぞれのメリット・デメリットを理解すれば、どちらが難しいのか、どんな場面で使い分けるべきかが見えてきます。
ピック弾きしかできないと不安を感じる人もいるかもしれないが、多くの有名ベーシストもピック弾きを取り入れています。ピック弾きだけでカッコいい演奏をするためのコツも紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
ベースのピック弾きがダサいと言われるのはなぜ?
- ベースのピック弾きがダサいと言われる理由
- ピック弾きと指弾きの違いとは?
- ピック弾きと指弾きどちらが難しい?
- ピック弾きのメリット
- ピック弾きのデメリット
- ピック弾きしかできないと困る?
ベースのピック弾きがダサいと言われる理由
ベースのピック弾きが「ダサい」と言われる理由はいくつかありますが、多くの場合、先入観や固定観念によるものが大きいです。特に、ロックやパンクで広く使われるピック弾きは、指弾きに比べて技巧的な印象が薄いとされることがあり、それが「ダサい」という評価につながることがあります。
まず、ピック弾きは指弾きと比べて演奏のニュアンスを細かくコントロールしにくいと考えられがちです。指弾きでは弦の弾き方や力加減を微調整しやすく、表現の幅が広がります。一方で、ピック弾きはアタックが強く一定になりがちなため、機械的な印象を持たれやすく、「味がない」「単調」というイメージを持たれることがあります。これが「ダサい」と言われる一因です。
また、ピック弾きはロックやパンクなどのジャンルで多用されるため、「簡単な奏法」と見なされることもあります。実際には速いフレーズを正確に刻んだり、ピックの角度を工夫して繊細な音を作り出したりと、高度な技術が求められる場面も多いですが、「指弾きのほうが難しい」という固定観念があるため、ピック弾きが軽視される傾向があります。そのため、「初心者っぽい」「安易に選ばれる弾き方」というイメージが先行し、ネガティブな評価につながることがあるのです。
さらに、プロのベーシストの中には指弾きをメインにする人が多く「ベース=指弾きがかっこいい」という価値観が広まっています。特にジャズやフュージョンなど、より繊細な表現を求められるジャンルでは指弾きが一般的であり、ピック弾きは「粗雑な奏法」と見なされがちです。そのため、ピック弾きを使うプレイヤーが軽んじられ「ダサい」と言われることがあるのです。
しかし、実際にはピック弾きには独特の魅力があります。鋭いアタック音やスピード感のあるフレーズを出せるため、特定の楽曲には不可欠な奏法です。「ダサい」と言われるのはあくまで偏見による部分が大きく、ピック弾きだからこそ生まれる音の魅力を理解することで、そのイメージを払拭することができるでしょう。
ピック弾きと指弾きの違いとは?
ベースの演奏スタイルには主に「ピック弾き」と「指弾き」がありますが、それぞれに異なる特徴と魅力があります。ここでは、具体的な違いについて解説していきます。
まず、音の違いについてです。ピック弾きは弦にピックを当てて弾くため、アタックが強く、はっきりとした輪郭のある音を出すことができます。特に、ロックやパンクのように力強いリズムが求められる楽曲では、ピック弾きが適しています。一方で、指弾きは指の腹や爪を使って弦を弾くため、柔らかく温かみのある音が特徴です。ジャズやR&Bなど、滑らかなグルーヴを重視する楽曲では、指弾きが好まれることが多いです。
次に、演奏のニュアンスの違いです。指弾きでは指の角度や力加減を細かく調整できるため、音の強弱やトーンの変化をつけやすく、より表情豊かな演奏が可能です。一方、ピック弾きは一定のアタックを維持しやすいため、リズムを安定させるのに適しています。特に速いフレーズや連続したダウンピッキングなど、ピックならではの機敏な演奏が可能になります。
また、演奏のしやすさにも違いがあります。ピック弾きは慣れるまでにピックの持ち方や角度を調整する必要がありますが、一定のリズムで弾くことができれば、比較的簡単に安定した音を出せます。一方、指弾きは一本一本の指の動きをコントロールする必要があり、スムーズな演奏には時間がかかることが多いです。
さらに、見た目の違いもあります。指弾きは落ち着いた雰囲気を持ち、ジャズやフュージョンのようなジャンルでよく見られます。一方で、ピック弾きはアグレッシブな演奏スタイルが特徴で、激しいパフォーマンスが求められるロックやパンクではピック弾きが主流となっています。
このように、ピック弾きと指弾きはそれぞれ異なる魅力を持っており、どちらが優れているというものではありません。演奏する楽曲や求める音色に応じて、適切な奏法を選ぶことが重要です。
ピック弾きと指弾き どちらが難しい?
ピック弾きと指弾きのどちらが難しいかは、プレイヤーの経験や演奏する音楽のジャンルによって異なります。一般的には「ピック弾きは初心者向け」「指弾きのほうが難しい」と考えられることが多いですが、実際にはどちらにも独自の難しさがあります。
ピック弾きの難しさは、まずピックの持ち方や角度の調整にあります。ピックの当て方が少し違うだけで音が大きく変わるため、均一な音を出し続けるのが意外と難しいのです。また、ピッキングの際に弦に引っかかるとリズムが崩れてしまうため、スムーズなピッキング技術を身につけるには練習が必要です。特に、オルタネイトピッキング(ダウンとアップを交互に弾く奏法)やエコノミーピッキング(弦移動時に最短距離でピックを動かす奏法)を正確に行うには、かなりの精度が求められます。
一方、指弾きの難しさは、安定したリズムをキープしながら柔軟な演奏をすることにあります。指弾きでは、人差し指と中指を交互に使う「ツーフィンガー奏法」が基本ですが、力加減を均一に保つのが意外と難しく、初心者のうちは音がバラつきやすいです。また、速いフレーズを弾く場合は指の動きが追いつかず、十分なスピードを出すまでに時間がかかることもあります。
結局のところ、ピック弾きと指弾きのどちらが難しいかは、求める演奏スタイルによって変わります。ロックやパンクなど、速いフレーズや激しいリズムが求められる場合はピック弾きの精度が重要になりますし、ジャズやファンクなど、繊細なニュアンスが求められる場合は指弾きのコントロール力が問われます。自分がどのような音を出したいかを考えながら、どちらの奏法にも慣れておくことが理想的です。
ピック弾きのメリット
ピック弾きには、多くのメリットがあります。特に、力強い音を出したい場合や、速いフレーズを正確に弾く必要がある場合には、非常に効果的な奏法です。ここでは、ピック弾きの主なメリットについて詳しく解説します。
まず、ピック弾きの最大のメリットは、音のアタックが強く、はっきりとした音を出せる点です。ピックで弦を弾くことで、指弾きよりもクリアで力強い音を出しやすくなります。特に、ロックやパンク、メタルなどのジャンルでは、楽曲全体の迫力を引き出すためにピック弾きが好まれます。バンドアンサンブルの中でも埋もれにくく、ギターやドラムとしっかりと馴染むサウンドを作りやすいのも大きな利点です。
また、ピックを使うことで、速いパッセージを弾きやすくなります。例えば、16分音符の刻みや、メタル系のギャロッピング奏法(短い音を連続して弾く奏法)などは、指弾きではかなりの練習を要しますが、ピック弾きなら比較的簡単に演奏できます。さらに、オルタネイトピッキング(ダウンピッキングとアップピッキングを交互に行う奏法)を使えば、スムーズに速弾きが可能になるため、テクニカルな演奏を求められるシーンでも有効です。
加えて、ピック弾きはリズムが安定しやすいというメリットもあります。指弾きの場合、指の動きにバラつきが出ることがありますが、ピック弾きではピックの角度や当て方を一定にすれば、均一な音量とリズムで演奏することができます。特に、刻みの多いフレーズや、タイトなリズムを求められる楽曲では、ピック弾きの安定感が強みとなります。
さらに、ピック弾きは弦の摩擦が少ないため、長時間の演奏でも指が疲れにくいというメリットがあります。指弾きでは弦を直接弾くため、長時間の演奏で指先が痛くなったり、皮がむけてしまうことがありますが、ピックを使うことで、こうしたトラブルを回避しやすくなります。そのため、ライブやスタジオワークなど、長時間の演奏が必要な場面でも安定したパフォーマンスを維持しやすいです。
このように、ピック弾きには音の明瞭さ、速弾きのしやすさ、リズムの安定感、演奏の持続力といった多くのメリットがあります。特に、ロックやパンクなどのジャンルでは大きな武器となるため、習得しておいて損はない奏法です。
ピック弾きのデメリット
ピック弾きには多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。特に、表現の幅や演奏の柔軟性といった面では、指弾きに比べて不利になることがあります。ここでは、ピック弾きの主なデメリットについて詳しく解説します。
まず、ピック弾きの最大のデメリットは、表現の幅が狭くなりがちなことです。指弾きでは、指の角度や弾き方を変えることで、音のニュアンスを細かく調整できます。しかし、ピック弾きの場合は音のアタックが強くなりやすく、柔らかい音や繊細な表現が難しくなります。特に、ジャズやR&Bのように、音の強弱をつけながらグルーヴを作るジャンルでは、ピック弾きよりも指弾きが適している場合が多いです。
また、ピック弾きは弦のコントロールが難しく、不要な弦のノイズが発生しやすいというデメリットもあります。指弾きの場合、使わない指で弦をミュートすることができますが、ピック弾きでは右手のミュート技術が必要になります。特に、速いフレーズを弾く際には、弦をしっかりミュートしないと余計な音が鳴ってしまい、演奏が雑に聞こえる原因になります。
さらに、ピックを持ち替える必要がある点もデメリットの一つです。ピック弾きと指弾きを併用するスタイルでは、曲の途中でピックを持ち替える場面が出てきます。例えば、スラップ奏法を使いたい場合、ピックを瞬時に手の中にしまう技術が必要になります。これがスムーズにできないと、演奏中にミスをしたり、テンポが乱れてしまう可能性があります。
加えて、ピックは消耗品であり、使い続けると摩耗したり、折れたりすることがあります。指弾きならばそのまま演奏を続けられますが、ピック弾きではピックが破損すると演奏ができなくなってしまうため、常に予備のピックを持ち歩く必要があります。
このように、ピック弾きには表現の幅の制限、不要なノイズの発生、ピックの持ち替えの手間、ピックの消耗といったデメリットがあるため、これらを理解した上で演奏方法を選ぶことが大切です。
ピック弾きしかできないと困る?
ピック弾きは多くのジャンルで活躍できる奏法ですが、ピック弾きしかできない場合、演奏の幅が狭くなり、困る場面が出てくることがあります。特に、楽曲や演奏環境によっては、指弾きの技術が必要になることもあるため、両方の奏法を習得しておくことが望ましいです。
例えば、ジャズやファンクのように、グルーヴを重視する楽曲では指弾きが適しているケースが多いです。ピック弾きでは強いアタック音が特徴ですが、ジャズではより滑らかで温かみのある音が求められるため、ピック弾きのみでは対応が難しくなることがあります。さらに、スラップ奏法やハーモニクス奏法を多用する楽曲では、指弾きが必須となるため、ピック弾きしかできないと表現の幅が狭くなってしまいます。
また、バンドでの活動においても、楽曲のアレンジ次第では指弾きを求められることがあります。例えば、バラードやアコースティック系の楽曲では、ピックのアタックが強すぎるため、指弾きで柔らかい音を出したほうが曲に馴染むことがあります。そのため、ピック弾きしかできないと、演奏できる楽曲の選択肢が狭まってしまう可能性があるのです。
このように、ピック弾きだけでは対応が難しい場面もあるため、指弾きや他の奏法も身につけておくことで、より柔軟に演奏できるようになります。
ベースのピック弾きはダサいは誤解?魅力を解説
- ピック弾きだけで演奏するのはあり?
- コツを抑えて上達しよう
- ピックで弾く時のミュート方法
- ピック弾きがかっこいい有名ベーシスト
ピック弾きだけで演奏するのはあり?
ピック弾きだけで演奏することは、決して間違いではありません。むしろ、ピック弾きを極めることで独自のスタイルを確立し、個性を際立たせることも可能です。しかし、演奏するジャンルや求められる音楽性によっては、指弾きや他の奏法も習得しておいたほうが良い場面もあります。
まず、ロックやパンク、メタルといったジャンルでは、ピック弾きが主流です。これらの音楽では、ピックによるアタックの強い音が求められることが多く、ピック弾きだけでも十分に対応できます。実際に、多くのロックベーシストがピック弾きをメインに使用しており、そのスタイルで成功している例も多くあります。ピック弾きによる均一なリズムとクリアな音は、バンドのサウンドを引き締め、ギターやドラムと一体感のある演奏を可能にします。
しかし、一方でジャズやファンク、ソウルのように、より柔らかい音や繊細なダイナミクスが必要なジャンルでは、ピック弾きだけでは対応しきれないこともあります。例えば、ジャズベースでは滑らかなレガートや指のタッチによる細かいニュアンスが重要視されるため、ピック弾きだけでは出しにくい表現が求められることがあります。また、ファンクのスラップ奏法や、ポップスの暖かい指弾きのサウンドが必要な場合もあり、ピック弾きだけでは対応が難しい場面もあるでしょう。
加えて、ピック弾きではミュート技術が求められる点も考慮する必要があります。ピック弾きの場合、開放弦の不要な音をしっかりと抑えなければ、ノイズが出やすくなります。指弾きでは自然とミュートしやすい部分も、ピック弾きでは意識的にミュートを行う必要があるため、より高度なコントロールが求められます。
このように、ピック弾きだけで演奏することは十分に可能ですが、演奏する楽曲や求められる音楽的な要素によっては、指弾きなど他の奏法も取り入れたほうがより幅広い表現ができるようになります。ピック弾きを極めることは大切ですが、状況に応じた柔軟な対応ができるようになることも、ベーシストとしての成長につながるでしょう。
コツを押さえて上達しよう
ピック弾きをマスターするためには、正しいフォームと適切な練習方法が重要です。単にピックを持って弦を弾くだけではなく、細かな技術を意識することで、より洗練された演奏が可能になります。ここでは、ピック弾きを上達させるためのコツを紹介します。
まず、ピックの持ち方を安定させる ことが大切です。ピックの持ち方が不安定だと、演奏中にピックがずれたり落ちたりする原因になります。基本的には、人差し指と親指でしっかりと挟み、軽く力を入れて固定するのが理想的です。特に、ピックを深く持ちすぎると弦に引っかかりやすくなり、逆に浅すぎると安定感を失うため、適度なバランスを見つけることが重要です。
次に、ピッキングの角度を意識する ことも上達のポイントです。ピックを弦に対して真っ直ぐ当てるのではなく、少し斜めに当てることで、滑らかでスムーズなピッキングが可能になります。これにより、弦に無駄な負荷をかけず、速いパッセージも弾きやすくなります。
さらに、リズムを安定させるためにメトロノームを活用する のも効果的です。ピック弾きでは、一貫したリズムを保つことが重要になるため、メトロノームに合わせて一定のテンポで弾く練習をすると、演奏の安定感が増します。特に、ダウンピッキングとオルタネイトピッキング(ダウンとアップを交互に行う奏法)を組み合わせた練習を取り入れると、リズム感が向上します。
このように、ピック弾きを上達させるためには、持ち方・角度・リズムの安定を意識することが重要です。基本を押さえつつ、自分に合ったスタイルを見つけていくことで、よりスムーズに演奏できるようになるでしょう。
ピックで弾くときのミュート方法
ベースをピックで弾く際には、不要な弦の振動を抑えるために適切なミュートを行うことが重要です。ミュートが不十分だと、演奏中に意図しない音が鳴ってしまい、音の輪郭がぼやけたり、雑音が混ざる原因になります。特にピック弾きでは、指弾きに比べて弦の振動が大きくなりやすいため、しっかりとしたミュート技術を身につけることが求められます。
1. 右手を使ったミュート(パームミュート)
ピック弾きのミュート方法として、最もよく使われるのが「パームミュート」です。これは、右手の手のひらの側面(小指側)をブリッジ付近の弦に軽く乗せることで、弦の振動を抑える方法です。パームミュートを行うことで、音の余韻をコントロールしながら、タイトで引き締まったサウンドを作ることができます。特に、ロックやパンク、メタルのようなジャンルでは、この奏法が頻繁に使用されます。ポイントは、ミュートの強さを調整することです。力を入れすぎると音がこもりすぎてしまい、逆に弱すぎると効果が薄くなるため、自分の演奏に合ったバランスを見つけることが大切です。
2. 左手を使ったミュート(フィンガーミュート)
左手を使ったミュートも、ピック弾きでは重要なテクニックです。演奏中に使用しない弦を指で軽く触れておくことで、余計な共鳴を防ぐことができます。例えば、ルート音を弾く際に、薬指や小指を使って上や下の弦を軽く触れると、意図しない音が出るのを防ぐことができます。この方法は、特に速いフレーズやコード進行のあるベースラインで有効です。
3. ピッキングの角度を工夫する
ピッキングの角度を工夫することも、ミュートの効果を高めるポイントの一つです。弦に対してピックを少し斜めに当てることで、弦が暴れにくくなり、余計なノイズを抑えることができます。また、ダウンピッキングとアップピッキングを使い分けることで、よりコントロールしやすい音を作ることが可能です。
4. ブリッジミュートを活用する
一部のベースでは、ブリッジ部分にミュートスポンジを装着することで、常に一定のミュートがかかるようにすることができます。特に、モータウンやオールドスクールなロックのサウンドを求める場合には、この方法が効果的です。
このように、ピック弾きにおけるミュート方法にはさまざまなアプローチがあります。演奏する楽曲や求める音色に応じて、適切なミュートを使い分けることで、よりクリアでまとまりのあるサウンドを実現できるでしょう。
ピック弾きがかっこいい有名ベーシスト
ピック弾きを主軸にしながら、個性的でかっこいいプレイをするベーシストは世界中に多く存在します。彼らはピック弾きの特性を活かし、パワフルな音や独特のリズム感で多くのファンを魅了してきました。ここでは、ピック弾きがかっこいい有名ベーシストを紹介します。
クリス・スクワイア(YES)
イギリスのロックバンドYESのベーシスト、クリス・スクワイアはピック弾きの代表的なベーシストで、ピック弾きで有名なリッケンバッカーベースのイメージが強いです。特に「Roundabout」は、ジョジョの奇妙な冒険のエンディングテーマにもなり、人気を集めました。長身でリッケンバッカーがよく似合っていた彼ですが、2015年に惜しまれながら他界されました。
ポール・マッカートニー(The Beatles)
ポール・マッカートニーも、ピック弾きの代表的なベーシストの一人です。彼の演奏はシンプルながらメロディアスで、楽曲の中でベースラインがしっかりとした存在感を放っています。「Something」や「Come Together」などでは、ピック弾きの暖かみのあるトーンが活かされています。
マイク・ダーント(Green Day)
マイク・ダーントも、ピック弾きを活かした演奏で知られています。彼のスタイルは、シンプルなルート音だけでなく、メロディアスなラインや装飾音を組み合わせたもので、ポップパンクの枠を超えた独自の存在感を持っています。「Longview」や「Basket Case」などの曲では、ピック弾きの良さが最大限に発揮されています。
ジェイソン・ニューステッド(元Metallica)
ジェイソン・ニューステッドは、メタリカ時代にパワフルなピック弾きを披露し、重厚なサウンドを生み出していました。特に「Battery」や「Blackened」などの楽曲では、ピック弾きならではの攻撃的なサウンドが際立っています。
亀田誠治(東京事変)
日本のピック弾きベーシストといえば、亀田誠治さんが外せないでしょう。椎名林檎さんをはじめ、数々のアーティストのプロデュースや、東京事変でのベースプレイなど、その活躍は多岐にわたります。特に「群青日和」は、東京事変の中でも人気が高く、多くの若者から支持されています。
ベースのピック弾きはダサいのか?その真実とは
- ピック弾きは音の立ち上がりが速く、アタックが強い
- 指弾きと比べて音の粒がそろいやすい
- ロックやパンクではピック弾きが主流
- ジャズやファンクでは指弾きが好まれる傾向がある
- ピック弾きは初心者でも安定した音を出しやすい
- 指弾きよりも速弾きに向いている
- ピックを使うことで一貫したトーンを維持しやすい
- 「ダサい」と言われるのは一部の偏見によるもの
- 有名なプロベーシストでもピック弾きを多用する
- 弦に対するアプローチの違いがサウンドに影響を与える
- ピック弾きと指弾きを使い分けることで表現の幅が広がる
- 演奏スタイルは楽曲やジャンルによって適切に選ぶべき
- ピック弾きは手首の柔軟性や正しい持ち方が重要
- 指弾きと比べて弦の摩耗が早い傾向がある
- どちらが優れているかは演奏者の目的次第