「ギターの弦交換、正直めんどくさいな…」と感じたことはありませんか。ギターを弾く人なら、誰もが一度は思うことかもしれません。しかし、弦交換を怠ると、ギター本来のサウンドが失われるだけでなく、様々なトラブルの原因にもなります。
この記事では、「ギターの弦交換はめんどくさい」と感じているあなたのために、その悩みを根本から解決するための情報を網羅的に解説します。
交換しなかったらどうなるのかという基本的な疑問から、初心者の方がつまずきがちな交換時期の判断、弦の種類や何日くらいもつのかという知識、ライブ前なら何日前までにすればいいのかといった具体的なタイミングまで、詳しく掘り下げていきます。
また、交換作業中のトラブル、例えばアコギのピンが抜ける問題や、ストラトの横穴ペグの扱い方、なぜか切れやすい2弦の対策、弦が曲がったように見える原因にも触れていきます。
1本だけ切れた時に全部変えるべきか、ニッパーがなくて切らない場合はどうするのか、そして最終手段としてお店に頼んだ場合の料金はいくらなのか、あらゆる角度からあなたの疑問にお答えします。
この記事を最後まで読めば、弦交換に対する苦手意識がなくなり、ご自身のギターとより良い関係を築くことができるようになるはずです。
「ギターの弦交換はめんどくさい」と感じる原因と基礎知識
- 交換しなかったらどうなる?知っておきたいリスク
- ギター弦の種類と選び方の基本
- 初心者向け弦の交換時期の目安
- ギターの弦は何日くらいもつのか
- ライブ前の交換は何日前までにすればいい?
- 1本切れても全部変えるべきか?
- 弦が曲がった時の原因と対処法
交換しなかったらどうなる?知っておきたいリスク
ギターの弦交換をつい後回しにしてしまうと、単に音が悪くなるだけでなく、様々なリスクが生じます。最も大きな問題は、弦の劣化によるトラブルです。弦は弾くたびに手の汗や皮脂が付着し、空気に触れているだけでも酸化して錆びていきます。
劣化した弦を使い続けると、まず音質が著しく低下します。新しい弦が持つ煌びやかさや音の伸び(サスティン)が失われ、こもったような不明瞭なサウンドになってしまいます。これでは、せっかくのギターの性能を全く引き出せません。
次に、チューニングが不安定になるという問題が挙げられます。古い弦は伸びきってしまっているため、音程が合いにくく、演奏中にどんどんズレていきます。これでは気持ちよく演奏することは難しいでしょう。
さらに見過ごせないのが、フレットへのダメージです。錆びた弦は表面がザラザラしており、これがヤスリのようにフレットを削ってしまいます。
フレットが摩耗すると、特定のポジションで音詰まりやビビりが発生する原因となります。フレットの交換は高額な修理になるため、定期的な弦交換で予防することが経済的にも大切です。
そして、演奏性そのものも悪化します。指ざわりが悪くなることで、チョーキングやビブラートといったテクニックがスムーズにできなくなります。
最悪の場合、劣化した弦は強度が落ちているため、演奏中に突然切れて怪我をする危険性も考えられます。これらの理由から、弦交換はギターを良い状態で長く使うための重要なメンテナンスなのです。
ギター弦の種類と選び方の基本
自分に合った弦を選ぶことは、ギターのサウンドや演奏性を向上させる上で非常に大切です。弦を選ぶ際のポイントは、主に「素材」「太さ(ゲージ)」「巻き方」の3つに分けられます。
弦の素材
弦の素材はサウンドに直接影響を与えます。
最もポピュラーなのは「ニッケル」弦で、多くのエレキギターで標準的に使われています。暖かみのあるバランスの取れたサウンドが特徴です。
一方、「ステンレス」弦は、より硬質でブライトな、きらびやかな音になります。錆びにくく耐久性が高いのもメリットです。
そして、「コーティング」弦は、エリクサーに代表されるように、弦の表面に特殊な膜を施したものです。これにより汗や汚れから弦を守り、通常の弦の3〜5倍という驚異的な寿命を実現します。価格は高めですが、交換頻度を劇的に減らせるため、弦交換が面倒だと感じる方には特におすすめできます。
弦の太さ(ゲージ)
弦の太さは「ゲージ」という単位で表され、演奏のしやすさや音の迫力に関わってきます。細いゲージは弦の張りが弱く、初心者でも押さえやすいのが特徴です。太いゲージは張りが強く、よりパワフルで芯のあるサウンドが得られます。
特徴 | 細いゲージ (例: 09-42) | 太いゲージ (例: 10-46) |
弾きやすさ | 押さえやすく、力が要らない | 押さえるのに力が必要 |
サウンド | 繊細で煌びやか | パワフルでコシがある |
サスティン | やや短め | 長め |
切れにくさ | 切れやすい | 切れにくい |
おすすめの音楽 | ポップス、テクニカルなソロ | ロック、ブルース |
最初は標準的なゲージ(エレキギターなら09-42や10-46)から試してみて、自分の好みや演奏スタイルに合わせて太さや細さを調整していくのが良いでしょう。
巻き方
これは主に巻弦(4〜6弦、ギターによっては3弦も)に関わる要素です。ほとんどの弦は「ラウンドワウンド」という断面が円形の線で芯線が巻かれており、ブライトでサスティン豊かなサウンドを生み出します。
一方、ジャズギタリストなどが好む「フラットワウンド」は、平たいリボン状の線で巻かれており、指ざわりが滑らかで、甘くメロウなトーンが特徴です。
初心者向け弦の交換時期の目安
ギターを始めたばかりの頃は、いつ弦を交換すれば良いのか判断が難しいものです。一般的には、弾く頻度や保管環境にもよりますが、1ヶ月から3ヶ月に一度の交換が理想的とされています。ただ、これはあくまで目安であり、弦の状態を直接見て、触って判断することが鍵となります。
初心者の方でも分かりやすい交換のサインがいくつかあります。
まず、見た目の変化です。特に1弦や2弦といったプレーン弦が黒ずんでいたり、巻弦に赤茶色のサビが浮いていたりしたら、交換のタイミングです。新品の弦は銀色にキラキラと輝いていますが、劣化するとその光沢が失われてくすんで見えます。
次に、手で触れた感触です。弦の上を指でスライドさせたときに、ザラザラとした感触があれば、それはサビが発生している証拠です。このような状態では、フィンガリングがスムーズに行えなくなります。
そして、音の変化も重要な判断基準です。チューニングをしてもすぐに音が狂ってしまう、以前のような「シャリーン」という音の張りや伸びがなくなり、全体的にこもった音になったと感じたら、弦の寿命が来ていると考えられます。
たとえあまり弾いていなくても、弦は張りっぱなしにしているだけで空気に触れて酸化が進みます。定期的にギターの状態を確認する習慣をつけましょう。
ギターの弦は何日くらいもつのか
ギター弦の寿命は、その種類と使用状況によって大きく異なります。一概に「何日もつ」と断言するのは難しいですが、一般的な傾向を知っておくことは弦選びの参考になります。
まず、最も標準的なコーティングされていないニッケル弦やステンレス弦の場合、毎日1〜2時間程度演奏するプレイヤーであれば、およそ2週間から1ヶ月で劣化を感じ始めることが多いでしょう。
特に手の汗をかきやすい人は、劣化の進行が早まる傾向があります。張りたてのブライトなサウンドは魅力的ですが、その最高の状態を維持できる期間は比較的短いと言えます。
一方で、近年非常に人気が高まっているのがコーティング弦です。代表的なブランドであるエリクサーなどが有名で、弦の表面に極薄のポリマーコーティングを施すことで、汗や皮脂、湿気から弦を保護します。この技術により、コーティング弦はノンコーティング弦の3倍から5倍長持ちすると言われています。
つまり、ノンコーティング弦なら1ヶ月で交換するところを、コーティング弦なら3ヶ月以上も良い状態を保てる可能性があるということです。価格は1セットあたり1,500円〜2,000円程度と高価ですが、交換の頻度を考えると、結果的にコストパフォーマンスが良くなるケースも少なくありません。
何よりも、弦交換の「めんどくさい」という手間を大幅に削減できる点が最大のメリットです。
ライブ前の交換は何日前までにすればいい?
大切なライブや発表会を控えている場合、弦交換のタイミングは非常に重要です。最高のサウンドで本番に臨むためには、ライブの直前ではなく、2〜3日前に交換を済ませておくのが理想的と考えられます。
その理由は、新しい弦は張った直後、チューニングが非常に不安定だからです。金属でできている弦は、ペグに巻かれてテンションがかかると、少しずつ伸びて馴染んでいきます。この「初期伸び」の段階では、チューニングを合わせてもすぐに音が下がってしまいます。
もしライブの前日や当日に弦を交換してしまうと、ステージ上で演奏している最中にもチューニングが狂いやすくなり、パフォーマンスに集中できなくなる恐れがあります。これでは、せっかくの演奏が台無しになりかねません。
そこで、本番の2〜3日前に交換することで、弦が十分に伸びて安定するための時間を確保できます。交換した後は、ただ放置するのではなく、何度かチューニングを繰り返したり、弦を指で軽く引っ張って伸ばしてあげたりすることで、より早くチューニングを安定させることが可能です。
この一手間をかけることで、本番当日にはチューニングが安定し、かつ弦の最も美味しい状態のサウンドで演奏に臨むことができるでしょう。
1本切れても全部変えるべきか?
演奏中やチューニング中に弦が1本だけ切れてしまうことは、よくあるトラブルの一つです。このとき、切れた1本だけを交換すれば良いのか、それとも6本すべてを交換すべきか、悩む方も多いかもしれません。
この問いに対する基本的な考え方は、「1本だけ切れた場合でも、6本すべての弦を交換するのが原則」です。
なぜなら、1本だけ新しい弦にすると、他の5本の古い弦との間で音質や劣化具合に大きな差が生まれてしまうからです。新しい弦は明るくきらびやかな音がしますが、古い弦はこもった音になっています。
この状態でコードを弾くと、特定の音だけが不自然に目立ってしまい、全体のサウンドバランスが崩れてしまいます。
また、チューニングの安定度にもばらつきが出ます。前述の通り、古い弦はチューニングが狂いやすい状態ですが、新しい弦は安定しています。これでは、正確なハーモニーを得ることが難しくなるでしょう。
ただし、例外もあります。例えば、すべての弦を交換してから数日しか経っていない、つまり他の5本の弦もまだ新品に近い状態のときに1本切れてしまった場合です。
このようなケースでは、切れた弦だけを交換しても、音質やチューニングへの影響は比較的小さく済みます。その際は、1本単位で販売されている「バラ弦」を購入すると経済的です。
しかし、交換してから1週間以上経過している場合は、他の弦も劣化が進んでいるため、思い切ってすべて交換することをおすすめします。
弦が曲がった時の原因と対処法
ギターを構えたときに「なんだか弦がフレットボードに対して曲がっているように見える」「特定のフレットを押さえると音が詰まる」といった症状が出ることがあります。この原因として最も可能性が高いのは、弦そのものの問題ではなく、ギターのネックが「逆反り」している状態です。
ネックの逆反りとは、弦の張力に負けて、ネックが指板側に反ってしまう順反りとは逆に、ネックが指板側に弓なりに反ってしまう状態を指します。
これにより、ネックの中央部分の弦高が極端に低くなり、弦がフレットに触れてしまうことで、音が詰まったり、「ビビり」と呼ばれるノイズが発生したりします。
この状態を、弦自体が曲がっていると勘違いしてしまうことがあります。簡単な確認方法として、1フレットと最終フレットを同時に押さえ、その中間あたり(7〜9フレット)で弦とフレットの間にわずかな隙間があるかを見てみましょう。隙間が全くなく、弦がフレットにピッタリとくっついている場合は、逆反りの可能性が高いです。
この逆反りを修正するには、ネックの内部に通っている「トラスロッド」という金属の棒を調整する必要があります。しかし、トラスロッドの調整は非常にデリケートな作業であり、正しい知識がないまま回してしまうと、ネックに修復不可能なダメージを与えてしまう危険性があります。
したがって、もし逆反りが疑われる場合は、自分で無理に調整しようとせず、楽器店や専門のリペアショップに持ち込んでプロに診断してもらうのが最も安全で確実な方法です。
「ギターの弦交換はめんどくさい」を解決する具体的な方法
- ストラト横穴ペグの巻き方のコツ
- 特に切れやすい2弦の注意点
- アコギでブリッジピンが抜ける時の対処法
- 弦を切らない交換方法とメリット
- 店に頼む場合の弦交換の料金相場
- 「ギターの弦交換はめんどくさい」悩みを解決するヒント
ストラト横穴ペグの巻き方のコツ
フェンダー社のストラトキャスターなどに代表される、ペグポスト(弦を巻き付ける軸)に横穴が開いているタイプのギターは、弦交換に少しコツが必要です。正しく巻くことで、チューニングの安定性が格段に向上します。
最も大切なポイントは、弦をペグに巻き付ける前に、適切な「遊び」の長さを確保することです。弦をブリッジからペグまでピンと張った状態から、巻き付けるペグのポスト2つ分ほど先の位置で弦をつまみ、その分だけ弦を緩ませます。
これが巻き付けに必要な長さの目安となります。特にプレーン弦である1〜3弦は滑りやすいため、少し長めに(2.5個分など)余裕を持たせると良いでしょう。
次に、弦の先端をペグの横穴に通し、しっかりと引き出します。ここからが重要ですが、弦を指で押さえながら、最初の1周目は弦が穴から出てきた部分の上側を通るように巻きます。そして、2周目以降は、その下側へ向かって隙間なくきれいに巻いていく、「下に下に」という意識が鍵となります。
こうすることで、巻かれた弦が互いに締め付け合い、弦がペグポストにしっかりと固定されます。また、弦が下方向に巻かれていくことで、ナットからペグへの角度が適切に保たれ、安定したテンションを得ることができます。
この一連の作業を手で回して行うのは時間がかかりますが、「ストリングワインダー」という道具を使えば、驚くほど速く、かつ楽に弦を巻き上げることが可能です。数百円で購入できる非常に便利なツールなので、一つ持っておくことを強くおすすめします。
特に切れやすい2弦の注意点
ギターを弾いていると「なぜか2弦だけよく切れる」という経験をしたことがある方は少なくないでしょう。これには明確な理由があり、交換時に少し注意を払うことで、弦が切れるリスクを減らすことができます。
2弦が切れやすい主な理由は、プレーン弦(巻線がない裸の弦)の中で最も太く、チョーキングなどの奏法で大きな力がかかるためです。弦の構造上、テンションの変化に対する負荷が集中しやすいのです。
この切れやすい2弦を長持ちさせるための注意点がいくつかあります。
まず、弦を交換する際に、ペグポストの根本で弦を急な角度で折り曲げないことです。金属疲労の原因となるため、緩やかなカーブを描くように巻き始めましょう。
次に、チューニングの際は、一気に目標の音まで巻き上げないようにしてください。特に新しい弦は伸びやすいため、少しずつ音を上げ、弦を馴染ませながらチューニングを進めることが大切です。
そして、最も見落としがちなのが、パーツ自体の問題です。弦が直接触れるブリッジのサドル部分やナットの溝に、目に見えないような小さなバリ(金属のささくれ)や鋭い角があると、そこが刃物のようになり、演奏中の振動で弦が削れて切れてしまいます。
もし同じ場所ばかりで弦が切れる場合は、パーツに問題がある可能性が高いです。このような場合は、自分での解決は難しいため、リペアショップでパーツを研磨してもらうなどの調整を依頼しましょう。
アコギでブリッジピンが抜ける時の対処法
アコースティックギターの弦交換で多くの人が経験するイライラが、「弦を巻いている途中でブリッジピンが浮き上がってくる、ひどい時には飛んでいってしまう」という現象です。これは、ピンやギター本体に問題があるわけではなく、弦の通し方に少し工夫を加えるだけで簡単に解決できます。
この問題の原因は、弦の末端にあるボールエンドが、ブリッジピンの先端に直接引っかかってしまい、弦の張力でピンごと持ち上げてしまうことにあります。
これを防ぐための効果的な方法は、弦をブリッジの穴に通す前に、ボールエンドから1cmほどの部分を指で軽く「く」の字に折り曲げてあげることです。ほんの少し癖をつけるだけで構いません。
こうして弦を少し曲げてから穴に入れると、ボールエンドがブリッジピンの真下ではなく、少しずれた位置に来ます。そして、ピンを差し込みながら弦をゆっくりと引っ張ると、ボールエンドがピンの側面と、ブリッジの裏側にあるブリッジプレートに「カチッ」と引っかかる感触が得られます。
この状態になれば、弦をいくら強く張っても、ボールエンドはピンを真上に押し上げるのではなく、ピンを穴に押し付ける力として働くようになります。そのため、弦を張れば張るほどピンは抜けにくくなり、安定して固定されるのです。
この小さな一手間だけで、弦交換のストレスが大幅に軽減されるので、ぜひ試してみてください。
弦を切らない交換方法とメリット
通常、弦交換の最後には、ペグから余った弦をニッパーで切り落とします。しかし、旅行先で弦が切れてしまった場合など、手元にニッパーがない状況も考えられます。そんな時でも、弦を切らずに交換を完了させる方法があります。
やり方は非常にシンプルで、ペグから余った長い弦を、指やペンなどに巻き付けてクルクルと丸い形に整え、ヘッド部分にコンパクトにまとめておくだけです。特に細い1〜3弦は柔らかいので、簡単に形を作ることができます。
この方法には、道具が不要という緊急時の対応策以上のメリットも存在します。
一つは、見た目のアクセントになる点です。国内外問わず、プロのギタリストの中にも、あえて弦を切らずにこのスタイルを好む人がいます。どこか無骨で味のある雰囲気を演出できるかもしれません。
また、音質に関する興味深い説もあります。弦を切断することで、弦全体の振動バランスが微妙に変化し、本来の鳴りが損なわれるという考え方です。
このため「弦を切らない方が音が良い」と主張する人もいます。ただし、この音質の違いは非常に微細なものであり、ほとんどの人が聞き分けるのは難しいレベルでしょう。
デメリットとしては、弦の先端が指に刺さって怪我をする可能性があるため、きれいに丸めておく注意が必要です。演奏中に邪魔になることはほとんどありませんが、気になる場合はこの方法を避けた方が無難です。
店に頼む場合の弦交換の料金相場
ここまで自分で弦交換を行う方法を解説してきましたが、「やっぱりめんどくさい」「自分でやる自信がない」という方には、楽器店に依頼するという選択肢があります。プロに任せることで、時間と手間を省き、確実な作業をしてもらえるという大きなメリットがあります。
楽器店での弦交換の工賃は、店舗やギターの種類によって異なりますが、一般的な料金相場を知っておくと良いでしょう。
弦交換の料金目安(工賃のみ)
楽器の種類 | 一般的な料金相場(税込) | 備考 |
アコースティックギター | ¥1,100 ~ | |
エレキギター(標準タイプ) | ¥1,100 ~ | ストラトキャスター、レスポールなど |
クラシックギター | ¥1,650 ~ | ナイロン弦の交換は手間がかかるため |
エレキギター(ロック式) | ¥3,300 ~ | フロイドローズ搭載モデルなど |
1本のみの交換 | ¥330 ~ |
上記の料金はあくまで作業工賃であり、これに加えて新しい弦の代金が別途必要になります。もちろん、自分で購入した弦を持ち込んで交換してもらうことも可能です。
楽器店に依頼するメリットは、単に弦を交換してくれるだけではありません。多くの店舗では、交換作業の一環として、指板のクリーニングやボディの拭き上げといった簡単なメンテナンスも行ってくれます。
また、経験豊富なスタッフが作業することで、自分では気づかなかったネックの反りやパーツの異常などを発見してくれることもあります。
お店の混雑状況によっては時間がかかる場合もあるため、時間に余裕を持って依頼するか、事前に電話で確認することをおすすめします。
「ギターの弦交換 めんどくさい」悩みを解決するヒント
この記事では、「ギター 弦交換 めんどくさい」という悩みを持つ方に向けて、その原因から解決策までを多角的に解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめておさらいします。
- 弦交換を怠ると音質劣化やチューニングの不安定を招く
- 錆びた弦はフレットを傷つけ高額な修理の原因になることがある
- 弦交換の理想的な頻度は1〜3ヶ月が目安
- 弦が変色したり錆びたりしたら交換のサイン
- 交換頻度を減らしたいならコーティング弦が最適
- ライブ本番の2〜3日前に交換を済ませるのが理想的
- 1本だけ弦が切れても基本は6本すべてを交換する
- 弦が曲がって見えるのはネックの反りが原因の場合がある
- ネックの調整は無理せず楽器店やリペアショップに相談する
- 便利な道具(ワインダー、ニッパー等)を使うと作業が楽になる
- ストラトのペグは弦を下に巻き下げていくのがコツ
- アコギのピン抜けは弦のボールエンドを少し曲げる工夫で防げる
- 道具がない時は余った弦を切らずに巻き付けても問題ない
- 弦交換が面倒なら楽器店に依頼するのも賢い選択
- 楽器店での交換工賃は1,000円前後からが目安
- 定期的な弦交換はギターを良い状態で保つための大切なメンテナンス