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12弦ギターは難しい?6弦との違い・チューニング方法・おすすめモデルを紹介

12弦ギター 難しい ギター入門
イメージ:ギター愛好家のためのお役立ちサイト作成
この記事は約17分で読めます。

12弦ギターに興味があるものの「難しいのでは?」と不安に感じていませんか。確かに、通常の6弦ギターとは異なる構造を持ち、演奏の難易度が高いとされています。しかし、その分独特の響きや豊かな倍音が楽しめるため、挑戦する価値のある楽器です。

12弦ギターの特徴として、主弦と副弦がペアになっている点が挙げられます。この構造により、通常のギターにはない厚みのあるサウンドが生まれ、さまざまなメリットがあります。一方で、押弦のしづらさやネックの太さ、チューニングの手間など、演奏において注意すべきポイントも多いです。

本記事では、12弦ギターが難しいと言われる理由や6弦との違い、演奏する上でのコツを解説します。さらに、代表的な名曲や初心者にも扱いやすいおすすめモデルについても紹介するので、12弦ギターの魅力を知り、演奏に挑戦するきっかけにしてみてください。

記事のポイント
  • 12弦ギターと6弦ギターの構造や音の違い
  • 12弦ギターが難しいと言われる理由と演奏のコツ
  • チューニングや弦の張り方などのメンテナンス方法
  • 12弦ギターのメリットやおすすめモデル

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12弦ギターは難しい?特徴と6弦との違い

12弦ギター 難しい

  • 12弦ギターとは?6弦との違い
  • 12弦ギターが難しいと言われる理由
  • メリットと魅力
  • チューニング方法
  • 弦の張り方と注意点
  • 弦のゲージ選び

12弦ギターとは?6弦との違い

12弦ギターとは、一般的な6弦ギターの倍にあたる12本の弦を持つギターのことです。一見すると6弦ギターと大きな違いはないように見えますが、構造や音の響き、演奏感に大きな特徴があります。

通常の6弦ギターでは、1本ずつ独立した6本の弦が張られています。しかし12弦ギターの場合、それぞれの弦が「主弦」と「副弦」のペアになり、計6つの「コース」を形成しています。6弦・5弦・4弦・3弦の副弦は、主弦より1オクターブ高い音にチューニングされており、2弦と1弦は主弦と副弦が同じ音程(ユニゾン)になります。これにより、通常のギターよりも厚みのある豊かなサウンドが生まれます。

また、ネックの幅や弦の張力にも違いがあります。12弦ギターは弦の本数が多いため、ネックが6弦ギターよりも幅広く、厚みがあるのが一般的です。そのため、手が小さい人や指の力が弱い人にとっては弾きづらさを感じることがあるでしょう。加えて、弦の張力が強いため、チューニングの際には6弦ギター以上に注意が必要になります。

このような違いから、12弦ギターは演奏感が6弦ギターとは大きく異なりますが、独特の音色と広がりのある響きが魅力となり、さまざまなジャンルで使用されています。特に、カントリー、フォーク、ロックなどのジャンルでは、12弦ギター特有の音が楽曲の個性を際立たせる役割を果たしています。

12弦ギターが難しいと言われる理由

12弦ギターは、通常の6弦ギターと比較して演奏の難易度が高いと言われます。その理由はいくつかあり、主に「押弦の難しさ」「ネックの太さ」「弦交換・チューニングの手間」の3つが挙げられます。

1.指の力が必要
12弦ギターでは、主弦と副弦の2本を同時に押さえる必要があるため、通常の6弦ギターよりも指の力が必要になります。特に、バレーコード(セーハ)を押さえる際は、1本の指で12本の弦をしっかりと押さえなければならないため、初心者にとってはかなりの負担となるでしょう。また、副弦の音程が異なるため、しっかりと押さえられないと、音がしっかり鳴らなかったり、余計なノイズが発生したりすることもあります。

2.ネックが太くて弾きにくい
12弦ギターのネックは、6弦ギターと比較すると太く厚く作られています。これは、12本の弦の張力に耐えるための構造上の理由によるものです。そのため、握り込むようなコードフォームや、親指をネックの上に回すようなプレイスタイルには適していません。また、手が小さい人にとっては、通常の6弦ギターよりもさらに弾きづらさを感じることがあるでしょう。

3.弦交換やチューニングが面倒
弦交換やチューニングの手間も、12弦ギターが難しいと言われる理由の一つです。弦の本数が多いため、通常の6弦ギターの倍の時間がかかるだけでなく、弦の張力バランスにも注意が必要です。また、チューニングの際には、主弦と副弦を正確に合わせる必要があり、特に副弦がオクターブ上にチューニングされている3~6弦は、少しでも音程がずれると違和感のある響きになってしまいます。

このように、12弦ギターは独特の構造と特性を持つため、初心者が最初に手を出すには少しハードルが高い楽器です。しかし、これらの難しさを乗り越えれば、唯一無二の美しいサウンドを奏でることができるため、チャレンジする価値は十分にあるでしょう。

メリットと魅力

12弦ギターには、通常の6弦ギターでは再現できない多くのメリットと魅力があります。その中でも特に注目すべき点は、「豊かな倍音と厚みのあるサウンド」「独特な響きと広がり」「アコースティック・エレキ両方で活躍できる汎用性」の3つです。

1.倍音が豊か
まず、12弦ギターの最大の魅力は、豊かな倍音と厚みのあるサウンドです。主弦と副弦が同時に鳴ることで、通常のギターよりも音の響きが豊かになり、まるで2本のギターが同時に演奏されているかのようなサウンドを生み出します。特に、ストローク奏法ではこの特徴が顕著に表れ、カントリーやフォークのようなジャンルでは欠かせない存在となっています。

2.独特な響きとサウンド
次に、独特な響きと広がりのあるサウンドが特徴です。通常のギターと異なり、12弦ギターでは副弦のわずかなピッチのズレによって、コーラスエフェクターをかけたような自然な揺らぎが生まれます。そのため、アルペジオやコード弾きにおいて、非常に奥行きのある響きを作り出すことができます。これにより、シンプルなコード進行でも表現力豊かな演奏が可能になります。

3.エレキ・アコギ両方で使える
また、12弦ギターはアコースティックギターだけでなく、エレキギターとしても活躍できる点も魅力の一つです。特にリッケンバッカー製の12弦エレキギターは、ビートルズやザ・バーズといった往年のアーティストに愛用され、特徴的なジャングリーなサウンドを生み出しました。このサウンドは、現在でもロックやポップスの中で用いられることが多く、通常のエレキギターにはない独特の魅力を持っています。

このように、12弦ギターは一般的な6弦ギターとは異なる特性を持ち、そのユニークな音色や表現力の豊かさが、多くのギタリストを魅了してきました。演奏の難しさはあるものの、それを乗り越えることで得られるサウンドの美しさは、他の楽器では決して再現できない特別なものです。初心者にとっては少しハードルが高いかもしれませんが、ギターの新たな可能性を追求したい人にとって、挑戦する価値のある楽器といえるでしょう。

チューニング方法

12弦ギターのチューニングは、通常の6弦ギターとは異なり、各コースに2本ずつ弦があるため、正しく調整するには少し慣れが必要です。6弦ギターと基本のチューニングは同じですが、3〜6弦の副弦は1オクターブ高い音程に設定され、1・2弦の副弦は主弦と同じ音程(ユニゾン)になります。この構造により、12弦ギター独特の豊かな倍音が生まれます。

基本的なチューニングの並びは以下のようになります。

12弦ギターの標準チューニング(6弦から順に)
E(副弦・オクターブ上) – E(主弦)
A(副弦・オクターブ上) – A(主弦)
D(副弦・オクターブ上) – D(主弦)
G(副弦・オクターブ上) – G(主弦)
B(副弦・ユニゾン) – B(主弦)
E(副弦・ユニゾン) – E(主弦)

チューニングを行う際は、通常のギターと同じようにチューナーを使用して音を合わせていきますが、12弦ギター特有のポイントがあります。

まず、副弦と主弦のピッチがわずかにズレることで生まれる「うねり」を活かすために、厳密に全ての弦を均一なテンションでチューニングするのではなく、微妙に調整すると自然な響きを得られます。また、12本の弦が張られているため、チューニング時のテンションが通常のギターよりも強くなり、弦が切れやすいという点にも注意が必要です。特に、G弦の副弦は非常に細いため、チューニングの際には慎重に調整することが求められます。

さらに、12弦ギターは演奏中に弦の張力が変わりやすく、チューニングがズレやすいという特性もあります。そのため、長時間の演奏やライブで使用する際には、こまめにチューニングを確認することが重要です。また、半音下げや全音下げのチューニングにすることで、ネックへの負担を軽減し、安定した演奏がしやすくなる場合もあります。

このように、12弦ギターのチューニングは6弦ギターと比べると手間がかかりますが、正しく行えばその独特な響きを存分に楽しむことができます。特に、開放弦を多用した演奏では、チューニングの正確さがダイレクトに音のクオリティに影響するため、こまめな調整を意識すると良いでしょう。

弦の張り方と注意点

12弦ギターの弦の張り方は、6弦ギターよりも複雑であり、正しい手順で行わなければチューニングの安定性に影響を与えることがあります。特に、副弦が細く切れやすいため、慎重に作業を進めることが大切です。

まず、弦を張る際の基本的な手順を確認しましょう。

  1. 古い弦を外す
    弦を交換する際は、すべての弦を一度に外すのではなく、1本ずつまたは2〜3本ずつ交換するのが理想的です。すべての弦を一度に外すと、ネックの張力が急激に変化し、反りやすくなる可能性があります。

  2. ブリッジピンを外して弦を抜く
    アコースティックタイプの12弦ギターの場合、ブリッジピンを外して弦を取り出します。ピンが固く抜けない場合は、専用のピン抜きツールを使うとスムーズに作業できます。

  3. 新しい弦をブリッジに固定
    弦を穴に通し、ブリッジピンでしっかりと固定します。このとき、副弦と主弦を正しい順番でセットするように注意しましょう。一般的な12弦ギターでは、副弦が上側(6弦側から見た場合に手前)に配置されますが、一部のモデル(リッケンバッカーなど)では逆の配置になっているものもあるため、事前に確認が必要です。

  4. ペグに弦を通して巻く
    ペグに弦を通し、余分な長さを適度に残して巻き始めます。弦の巻きつけは、緩みを防ぐために2〜3巻き程度にするのが理想的です。また、ペグの巻き方は内側に向かうようにすると、チューニングが安定しやすくなります。

  5. 弦を少しずつ引っ張りながら締める
    いきなり張力をかけすぎると弦が切れやすいため、徐々に締めながらチューニングしていきます。特に副弦は細く、張力が強すぎると切れやすいため慎重に調整することが重要です。

弦を張り終えたら、軽く弦を引っ張って慣らし、チューニングを安定させましょう。新しい弦は最初のうちは伸びやすいため、数回チューニングし直すことで安定した音を得られます。

弦のゲージ選び

12弦ギターの弦のゲージ選びは、演奏のしやすさや音の響きに大きな影響を与えます。適切なゲージを選ぶことで、弾き心地を向上させるだけでなく、チューニングの安定性やギターの寿命にも良い影響を与えます。

一般的な12弦ギターのゲージには、「ライトゲージ」「カスタムライトゲージ」「ミディアムゲージ」の3種類があります。

1. ライトゲージ(.010-.047 など)
ライトゲージは、比較的細めの弦で、初心者や手の力が強くない人におすすめです。弦のテンションが低いため、押弦がしやすく、バレーコードなどの演奏も楽になります。ただし、音量やサステイン(音の伸び)がやや控えめになるため、しっかりとした響きを求める人には物足りなく感じるかもしれません。

2. カスタムライトゲージ(.009-.045 など)
カスタムライトゲージは、さらに細めのゲージで、特に弾きやすさを重視したい人に向いています。通常の12弦ギターよりもチューニングを安定させやすい点がメリットですが、音の厚みが少し犠牲になることもあるため、サウンド面でのバランスを考慮する必要があります。

3. ミディアムゲージ(.012-.054 など)
ミディアムゲージは、より力強いサウンドと豊かな倍音を生み出します。ストロークプレイやパワフルな演奏には最適ですが、押弦が大変で指への負担も大きくなるため、初心者にはやや扱いづらいでしょう。

このように、12弦ギターのゲージ選びは、演奏スタイルやフィーリングに大きく関わるため、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

12弦ギターが難しくても挑戦する価値はある?おすすめモデル5選

12弦ギター 難しい

  • 12弦ギターを6弦ギターとして使う方法
  • 12弦ギターの名曲と有名アーティスト
  • 12弦ギターのおすすめモデル5選

12弦ギターを6弦ギターとして使う方法

12弦ギターは、その独特のサウンドが魅力ですが、「6弦ギターのように使えないか?」と考える人もいるでしょう。12弦ギターを6弦ギターとして使用する方法はいくつかありますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、目的に応じた選択が重要です。

1. 6本の弦を外して使う
最もシンプルな方法は、12弦のうち6本の弦を外してしまうことです。具体的には、副弦をすべて外し、主弦のみを残せば、6弦ギターと同じ状態になります。この方法のメリットは、通常の6弦ギターのような弾き心地で演奏できる点です。しかし、12弦ギターはもともと12本の弦の張力に耐える設計になっているため、弦を半分に減らすことでネックやブリッジのバランスが変化し、弾き心地や音の響きに影響が出る可能性があります。

2. 6弦ギターのようなチューニングにする
弦を外さずに、6弦ギターのような弾き方をする方法もあります。この場合、副弦と主弦を同じピッチにチューニングすることで、12本の弦があるものの、単音弾きがしやすくなります。ただし、副弦の存在による音の厚みは残るため、完全に6弦ギターのサウンドになるわけではありません。この方法は、12弦ギターならではのリッチな響きを活かしつつ、6弦ギターに近いプレイ感を得たい人に向いています。

3. カポを活用して6弦ギターのように演奏する
12弦ギターのネックが太く、押さえづらいと感じる場合、カポタストを使用することで演奏しやすくする方法もあります。特に、12弦ギター専用のカポを使えば、ネックが太いことで生じるフィンガリングの難しさを軽減できるでしょう。カポを使うことで、6弦ギターのような感覚でコード弾きをすることも可能です。

このように、12弦ギターを6弦ギターとして使う方法はいくつかありますが、それぞれの特徴を理解し、自分のプレイスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。12弦ならではの音の広がりを活かしつつ、演奏のしやすさを工夫することで、新たな表現の可能性が広がるでしょう。

12弦ギターの名曲と有名アーティスト

12弦ギターは、ロックやフォーク、カントリーなどのジャンルで多くの名曲に使用されてきました。その独特な響きが、楽曲に深みや広がりを加え、印象的なサウンドを生み出しています。ここでは、12弦ギターを特徴的に活用した名曲と、その演奏で知られる有名アーティストを紹介します。

1. The Byrds –「Mr. Tambourine Man」

アメリカのフォークロックバンド、ザ・バーズ(The Byrds)の代表曲「Mr. Tambourine Man」は、12弦ギターのサウンドを象徴する楽曲の一つです。リッケンバッカーの12弦エレキギターを使用したジャングリーなサウンドが特徴で、この曲をきっかけに12弦ギターの人気が広がりました。

2. The Beatles –「Ticket to Ride」 
ビートルズの「Ticket to Ride」でも、12弦ギターのサウンドが活躍しています。ジョージ・ハリスンがリッケンバッカーの12弦ギターを使用し、楽曲に特徴的な煌びやかな響きを加えています。ビートルズは他にも「A Hard Day’s Night」などで12弦ギターを使用し、その音の魅力を広めました。

3. The Eagles –「Hotel California」
イーグルスの名曲「Hotel California」は、イントロのアルペジオが非常に有名です。このフレーズは12弦ギターによって演奏されており、楽曲の幻想的で壮大な雰囲気を作り出しています。12弦ギターならではのリッチな響きが、この曲をより印象的なものにしています。

4. Led Zeppelin –「Stairway to Heaven」
レッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven」も、12弦ギターを特徴的に活用した楽曲です。ジミー・ペイジがダブルネックギター(6弦と12弦の両方を備えたギター)を使用し、曲の途中で12弦ギターの美しい響きを取り入れています。

5. Tom Petty –「Free Fallin’」
トム・ペティ(Tom Petty)の「Free Fallin’」も、12弦ギターを象徴する名曲の一つです。この曲では、12弦ギターのストロークが楽曲全体のサウンドに広がりを与え、開放的で心地よい響きを生み出しています。トム・ペティは、アメリカンロックの代表的なアーティストであり、彼の楽曲の中には12弦ギターを使用したものが多く見られます。

6. ユニコーン –「すばらしい日々」
日本のロックバンド、ユニコーンの「すばらしい日々」は、12弦ギターのアルペジオが印象的な楽曲です。奥田民生の独特なボーカルと絡み合う12弦ギターの響きが、楽曲のノスタルジックな雰囲気を引き立てています。

このように、12弦ギターは数々の名曲に採用され、その独特な響きで楽曲の雰囲気を決定づけています。アコースティックだけでなくエレキギターとしても使用され、幅広いジャンルで愛されてきました。これらの名曲を参考に、12弦ギターの可能性を探ってみるのも良いでしょう。

12弦ギターのおすすめモデル5選

12弦ギターは、その独特なサウンドと響きが魅力ですが、モデルによって音質や演奏性が大きく異なります。初心者でも扱いやすいものから、ライブやレコーディング向けの本格的なものまで、さまざまな選択肢があります。ここでは、特に人気が高く、評価の良いおすすめの12弦ギターモデルを5つ紹介します。

1. YAMAHA(ヤマハ) / APX700II-12

ヤマハの「APX700II-12」は、薄型ボディと高い演奏性が特徴のエレアコ12弦ギターです。

特徴

  • スプルース単板トップによる豊かな響き
  • A.R.T.ピックアップを搭載し、ナチュラルなサウンドをアンプから出力可能
  • カッタウェイデザインでハイポジションの演奏がしやすい

このモデルは、ライブパフォーマンスにも適しており、12弦ギターの入門機としてもおすすめです。薄めのボディ設計のため、通常のアコースティックギターと比べて抱えやすく、フィンガリングも比較的スムーズに行えます。

2. TAKAMINE(タカミネ) / EF381SC

日本のギターメーカー、タカミネの「EF381SC」は、プロミュージシャンにも愛用者が多いエレアコ12弦ギターです。

特徴

  • ドレッドノートタイプのボディで迫力ある音量
  • 高性能プリアンプ搭載で、アンプ使用時もクリアな音質
  • スプルース単板トップとメイプルサイド&バックによる歯切れの良いサウンド

ボディサイズが大きめのため、音の響きや低音の深みが増し、コードストロークを主体とした演奏に向いています。ライブで使用することを前提にした作りになっているため、ステージでの使用を考えている人におすすめです。

3. FENDER(フェンダー) / Villager 12-String Black

フェンダーの「Villager 12-String」は、ユニークなデザインと高いコストパフォーマンスを兼ね備えたエレアコモデルです。

特徴

  • スプルーストップとマホガニーサイド&バックの組み合わせでバランスの良いサウンド
  • ヴィンテージスタイルのホッケースティック型ヘッドが特徴的
  • Fishman製プリアンプ搭載で、幅広いジャンルに対応

このモデルは、見た目にも個性的で、デザイン性を重視する人にもおすすめです。また、ピックアップ搭載モデルのため、ライブや録音にもすぐに対応できるのもメリットの一つです。

4. Epiphone(エピフォン) / DR-212 NAT

「DR-212 NAT」は、コストパフォーマンスに優れたエピフォンの12弦ギターです。

特徴

  • ドレッドノートボディで豊かな音量と響き
  • バランスの良いサウンドで、ジャンルを問わず使用可能
  • お手頃価格で12弦ギターの魅力を体験できる

ピックアップは搭載されていませんが、その分シンプルな構造で、12弦ギター初心者でも扱いやすいモデルとなっています。自宅での演奏やアコースティックなサウンドを重視する人に向いています。

5. GUILD(ギルド) / F-2512E BLD

GUILDの「F-2512E BLD」は、12弦ギターならではの豊かな響きを最大限に引き出せるモデルです。

特徴

  • ジャンボボディによる圧倒的な音量と響き
  • 軽く湾曲したアーチドバックが特徴的
  • 高品質なピックアップ搭載で、ライブやレコーディングにも対応

このモデルは、特に迫力のあるサウンドを求める人に最適です。ボディサイズが大きいため持ち運びには注意が必要ですが、その分、低音の深みやサスティン(音の伸び)がしっかりと出るため、コード弾きでもアルペジオでも美しい響きを得ることができます。

まとめ

12弦ギターはモデルによって、音の傾向や演奏性が大きく異なります。エレアコタイプならライブや録音向け、ピックアップなしのアコースティックタイプなら家庭での演奏やシンプルなサウンドを楽しみたい人に向いています。

初心者や手軽に12弦ギターを試したいなら → Epiphone DR-212 NAT
ライブや録音を意識するなら → YAMAHA APX700II-12、TAKAMINE EF381SC
個性的なデザインやヴィンテージサウンドが好きなら → FENDER Villager 12-String
迫力のあるサウンドを求めるなら → GUILD F-2512E BLD

自分の演奏スタイルや目的に合ったモデルを選び、12弦ギターならではの魅力を楽しんでみてください。

12弦ギターは難しいが魅力的な楽器!特徴や演奏のコツを解説

  • 12弦ギターは6弦ギターの倍の弦を持ち、独特の音色を生み出す
  • 主弦と副弦のペアで構成され、厚みのあるサウンドが特徴
  • ネックが太く、弦の張力が強いため押弦に指の力が必要
  • バレーコードが押さえにくく、フィンガリングに慣れが必要
  • 弦の本数が多く、チューニングや弦交換に手間がかかる
  • 6弦ギターと異なるチューニング方法を理解する必要がある
  • 弦のゲージ選びによって弾きやすさや音質が変わる
  • 開放弦を活用すると12弦ギターの魅力を最大限に引き出せる
  • カントリー、フォーク、ロックなどのジャンルで重宝される
  • The BeatlesやThe Eaglesなどの有名アーティストが使用
  • 6弦ギターとして使うには弦を外すかチューニングを工夫する
  • 初心者向けからプロ向けまで様々なモデルが販売されている
  • エレアコタイプならライブ演奏にも適している
  • 12弦ギターならではの響きはエフェクターでは再現できない
  • 難しいが、演奏技術を磨けば唯一無二の音を楽しめる
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